宇宙の活用が進み、人口衛星からの情報が車のドライブをサポートしてくれるようになっても、ヒヤリとしたり、ハッとしたりすることがまだあります。意外かもしれませんが、交通事故が引き起こした怪獣のエピソードが『ウルトラマン』でも放送されています。
あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月27日」(1966年)。
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科学特捜隊の本部に謎の少年が姿を現し、ヒドラが出現して暴れることを予告する。少年の姿を見たのはフジ隊員だけで、本部のセキュリティシステムは全く反応を示さなかったらしい。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?
伊豆の大室山で怪現象が発生
伊豆の大室山で怪現象が発生し、科学特捜隊が調査に向かった。一方、科学特捜隊の本部にひとりの少年が姿を現した。少年はフジ隊員に「大室公園のヒドラが暴れる」と伝え、去っていく。その直後、入室してきたイデ隊員に、フジ隊員は少年のことを聞くがイデ隊員は少年のことを見なかったらしい。
フジ隊員は現地にいるムラマツキャップに少年の話を伝える。大室山公園には、鳥と恐竜を合わせたような巨大な像があった。ヒドラの像のデザインは公募で決まった物で、デザインしたのはアキラという東京の小学生だった。科学特捜隊の隊員たちは、その少年の身元を調べるが、半年前に国道87号線でひき逃げにより亡くなっていた。そして、その遺影を見たフジ隊員は、本部にやってきた少年がアキラであったことに気づく。
ヒドラが国道を走る車を襲う!
しかし、ハヤタが怪我をしていたためかウルトラマンはヒドラに押されてしまい、必殺のスペシウム光線も避けられてしまう。すると、ウルトラマンとフジ隊員は飛行するヒドラの背中にアキラの姿を見つける。ウルトラマンは構えを解き、飛び立つヒドラを見守った。
戦いを終えた科学特捜隊の隊員たち。アキラをひき逃げした犯人は自首し、これでアキラも天国に行けると安心するフジ隊員であった。
【ウルトラ怪獣事典】
【ウルトラ怪獣事典】
高原竜 ヒドラ
身長/60メートル
体重/0
伊豆、大室山公園にある「高原竜ヒドラ」と似た姿をした怪獣。ひき逃げで亡くなった子どもたちの霊が乗り移ったように、無差別に国道87号線を走る車を襲っていた。ハヤタが負傷していたためか、ヒドラの戦闘力が高いのか、戦闘ではウルトラマンを圧倒していた。
登場エピソード:『ウルトラマン』第20話「恐怖のルート87」(1966年11月27日放送)
脚本:金城哲夫/監督:樋口祐三/特殊技術:高野宏一
今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。
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11月27日はヒドラが車を襲った日
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
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