あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月18日」(2004年)。
航空自衛隊のパイロットだった真木舜一は退官を目前にしていたが、スクランブル発進で謎の赤い発光体と衝突。機体は爆散するも、奇跡的に生還した。その後、民間航空会社・星川航空でセスナのパイロットとして穏やかな毎日を送っていた真木だが、ある日、防衛庁の特殊機関「BCST」に拘束される。
何者なのか!? ザ・ワンとザ・ネクスト
自衛隊を辞め、セスナのパイロットとして再就職し家族と穏やかな日常を送っていた真木だったが、ある日のフライトで乗客に脅され、予定とは違う場所に連れていかれる。
その客は水原沙羅という防衛庁の特殊機関・BCSTの化学担当官だった。着陸後、真木は自衛隊員たちに銃を突き付けられ、山中の謎の施設に連行された。そこで、真木は青い発光体と融合した海上自衛官の男性が怪物に変貌し、人間を殺し脱走したことを伝えられる。その怪物は、初めて確認された地球外生命体ということから「ザ・ワン」のコードネームで呼ばれており、真木は「ネクスト」にあたるという。
広間の中央にあるシェルターに閉じ込められた真木。すると、ザ・ワンが現れた。真木はザ・ワンを誘き寄せるために使われたのだ。自衛隊員たちは、ザ・ワン用に開発された特殊兵器で攻撃するが、その毒の免疫を持っているザ・ワンは死なず、大量のトカゲを吸収して巨大化。自衛隊員たちを殺害し、水原も手にかけようとする。
すると、強固なシェルターを破壊し、真木が現れた。そして、真木はウルトラマン・ザ・ネクスト アンファンスに変身し、ザ・ワンと戦いをはじめた。優勢のウルトラマン・ザ・ネクストであったが、ザ・ワンと違い完全に人間と同化していないため、エネルギーが尽きてザ・ワンを取り逃してしまう。