11月20日 ウルトラマンネクサスがダークファウストを退ける!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月20日(2004年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月20日」(2004年)。
ダークファウスト(左)と戦うウルトラマンネクサス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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2004年10月2日から放送が開始された『ウルトラマンネクサス』では、スペースビーストを撃退するナイトレイダーに所属する孤門一輝(こもん かずき)を中心に据えつつ、ウルトラマンに変身するデュナミスト(適能者)が複数登場。ウルトラマンの力が代替わりし、受け継がれていく構成となっている。トラウマ級のハードなストーリー展開も特徴だ。

工場の跡地にバグバズンが出現。そこに捨てられた子犬を拾った少女・里奈が巻き込まれてしまう。さらに、里奈を守ろうとする姫矢 准の前に謎の闇の巨人・ダークファウストが現れた。ネクサスが動けない中、孤門はバグバズンから里奈を守ろうとするが、地球解放機構・TLTの作戦参謀である吉良沢 優は、人命救助よりバグバズン殲滅を優先するよう命じたのだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ネクサスがダークファウストと交戦

2004年11月20日は『ウルトラマンネクサス』第8話「M・P -メモリーポリス-」が放送された日です。孤門たちに迫るバグバズン。「必ず守る」と里奈に約束した孤門だったが、すでに戦える武器はなく、絶体絶命の状況だった。すると西条 凪副隊長が現れ、バグバズンを攻撃。その隙に、孤門は里奈と子犬を連れて脱出した。しかし、バグバズンは建物を破壊して地上に姿を現すと、執拗に孤門たちを狙う。そこに、和倉英輔隊長たちが到着。冷凍弾で敵を凍らせると、凪はディバイトランチャーのナパーム弾を発射。バグバズンを撃破する。

一方、ダークファウストの展開したダークフィールドにより、力を発揮できないウルトラマンネクサスは苦戦していたが、力を振り絞り反撃。クロスレイ・シュトロームを命中させると、ダークファウストは姿を消した。ダークフィールドから解放された姫矢 准であったが、その体は大きなダメージを負っていたのだった。

無事に敵を撃破した孤門は、里奈を自宅まで届けようとするが、和倉隊長がそれを止める。すると、ひとりの女性と数名の男性が現れ、生存者が里奈だけかと孤門に確認すると、里奈を連れていってしまった。その後、帰還した孤門と凪は、命令にそむいて里奈の救助を優先したことについて、TLTの上層部から事情聴取を受けていた。凪が里奈の救出を手伝ってくれたことに感謝していた孤門は、「処分が必要ならば自分が受ける」と言う。そして翌日、孤門は改めて凪に礼を言った。しかし、凪は里奈を救えたのは、たまたま幸運が重なったからだと言い、孤門の考えを「安っぽい理想」と言い捨てて去ってしまう。
次のページへ 里奈は記憶を消されていた
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