あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月20日」(2004年)。
工場の跡地にバグバズンが出現。そこに捨てられた子犬を拾った少女・里奈が巻き込まれてしまう。さらに、里奈を守ろうとする姫矢 准の前に謎の闇の巨人・ダークファウストが現れた。ネクサスが動けない中、孤門はバグバズンから里奈を守ろうとするが、地球解放機構・TLTの作戦参謀である吉良沢 優は、人命救助よりバグバズン殲滅を優先するよう命じたのだった。
ネクサスがダークファウストと交戦
一方、ダークファウストの展開したダークフィールドにより、力を発揮できないウルトラマンネクサスは苦戦していたが、力を振り絞り反撃。クロスレイ・シュトロームを命中させると、ダークファウストは姿を消した。ダークフィールドから解放された姫矢 准であったが、その体は大きなダメージを負っていたのだった。
無事に敵を撃破した孤門は、里奈を自宅まで届けようとするが、和倉隊長がそれを止める。すると、ひとりの女性と数名の男性が現れ、生存者が里奈だけかと孤門に確認すると、里奈を連れていってしまった。その後、帰還した孤門と凪は、命令にそむいて里奈の救助を優先したことについて、TLTの上層部から事情聴取を受けていた。凪が里奈の救出を手伝ってくれたことに感謝していた孤門は、「処分が必要ならば自分が受ける」と言う。そして翌日、孤門は改めて凪に礼を言った。しかし、凪は里奈を救えたのは、たまたま幸運が重なったからだと言い、孤門の考えを「安っぽい理想」と言い捨てて去ってしまう。