あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月12日」(1973年)。
梅津ダンの友人である新太少年は、倉庫にしまっている彼の父親の獅子舞で超獣ごっこをしているうちに、本物の超獣になってしまう。それは、新太の父親が拾ってきた怪しい神像=超獣・カイマンダの仕業だった。
超獣の反応が観測される
獅子舞が泣いているように思えたダン。しかし、新太はふざけて獅子舞を持ち出し、超獣ごっこの道具にして遊びはじめてしまう。そこに、北斗と美川隊員がやってきた。この周辺に、かすかながら超獣らしき反応があるのだ。ダンは、超獣探しを手伝うと提案。新太は、獅子舞を倉庫に戻しに向かう。しかし、そこで異常が発生した。新太の獅子頭が、外れなくなってしまったのだ。新太は父親に助けを求め、父親は獅子頭を外そうとするが、突如父親は何かに取り憑かれたように様子がおかしくなる。そして、父親が太鼓を叩いたことで新太は超獣・シシゴランに変貌してしまった。
新太の父親の太鼓に誘導され、街を破壊しはじめるシシゴラン。新太を傷つけることになってしまうため手出しができない北斗は、太鼓の音に気づき、シシゴランが暴れる街のほうへと向かった。