あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月16日」(2002年)。
当初は現実主義者であり、怪獣保護を最優先するムサシと対立することが多かったフブキ隊員。しかし、ムサシやコスモスとの出会いを経て、やがてフブキはチームEYESの考えに強く共感するようになっていく。しかし、ある日、フブキがムサシたちと出会う以前に遭遇したテールダスが出現。そのテールダスには、フブキが撃ち込んだ、半径500メートルを吹き飛ばす威力を持つ特殊ミサイルが不発のまま刺さっていた。
1年前に出現したテールダスが再び現れる
反論しようとするムサシ。しかし、最初に声を上げたのは、フブキ隊員だった。フブキは、EYESの怪獣保護を最優先にする方針を変えるつもりはないと、元上官である防衛軍の司令官に言い放つ。その後、ヒウラキャップが防衛軍の誘いを断ったことで、その場は解散になった。トレジャーベースに戻ったムサシたちは、当初は怪獣保護に消極的だったフブキが、防衛軍の誘いを断ったことをうれしく思っていた。フブキは、「ある出会い」が自分を変えたと言う。
その後、山中に怪獣が出現。EYESは現場に向かった。その怪獣は、ムサシが配属される以前にも出現していたテールダスだった。しかし、フブキは、テールダスの背中に刺さっているものを見て、それが1年前に自分が攻撃したテールダスと同一の個体であることに気づく。