3月16日 ウルトラマンコスモス 不発弾を抱えたテールダスが再度出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月16日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「3月16日」(2002年)。
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カオステールダスと戦うウルトラマンコスモス エクリプスモード  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

当初は現実主義者であり、怪獣保護を最優先するムサシと対立することが多かったフブキ隊員。しかし、ムサシやコスモスとの出会いを経て、やがてフブキはチームEYESの考えに強く共感するようになっていく。しかし、ある日、フブキがムサシたちと出会う以前に遭遇したテールダスが出現。そのテールダスには、フブキが撃ち込んだ、半径500メートルを吹き飛ばす威力を持つ特殊ミサイルが不発のまま刺さっていた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

1年前に出現したテールダスが再び現れる

2002年3月16日は『ウルトラマンコスモス』第37話「フブキ退任?!」が放送された日です。ある日、チームEYESは、防衛軍の司令官たちに呼び出されていた。日に日に増していくカオスヘッダーの脅威に対抗するため、EYESは侵略者から地球を守る戦力として防衛軍の指揮下に入るよう迫られていたのだ。

反論しようとするムサシ。しかし、最初に声を上げたのは、フブキ隊員だった。フブキは、EYESの怪獣保護を最優先にする方針を変えるつもりはないと、元上官である防衛軍の司令官に言い放つ。その後、ヒウラキャップが防衛軍の誘いを断ったことで、その場は解散になった。トレジャーベースに戻ったムサシたちは、当初は怪獣保護に消極的だったフブキが、防衛軍の誘いを断ったことをうれしく思っていた。フブキは、「ある出会い」が自分を変えたと言う。

その後、山中に怪獣が出現。EYESは現場に向かった。その怪獣は、ムサシが配属される以前にも出現していたテールダスだった。しかし、フブキは、テールダスの背中に刺さっているものを見て、それが1年前に自分が攻撃したテールダスと同一の個体であることに気づく。
テールダスに刺さったNX弾  ©円谷プロ
1年前、フブキは街に向かって進むテールダスを止めるため、半径500メートルを吹き飛ばす威力を持つ、NX弾を撃ち込んだ。しかし、NX弾は起爆せず、テールダスは爆弾が刺さったまま地中に逃げてしまう。そのテールダスが、再び現れたのだ。このままでは、大勢の人々が爆発に飲み込まれてしまう。フブキは、一瞬だけ、テールダスをこの場で殺すことを考えてしまったのだった。
次のページへ フブキがNX弾の起爆を阻止する
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