しかし、動物を迎える前には、動物の特徴や必要なものを、事前にきちんとおさえておくことが重要です。そこで「ざんねんないきもの」シリーズの監修もされておられる動物学者の今泉忠明先生に、生きものの特徴や習性を教えていただきました。
今回は、セキセイインコ! お掃除やえさなど、注意するポイントをお届けします。
セキセイインコってどんな生き物?
・好奇心旺盛な性格
・目や耳がとても良い
・爪やくちばしは伸び続ける
・足の指は、前と後ろに2本ずつ。物を摑みやすいです
・とても人なつっこい
体長:20cmくらい
体重:30~40グラム
言葉を教えると お話しできちゃうかも!
きちんとしたお世話はもちろん、愛情をたっぷり注いで遊んであげましょう。
言葉を教えるときは視線を合わせて、短い言葉をゆっくりと繰り返すこと。インコも飼い主の口元をじーっと観察しています。
個体に合わせて、無理強いはしないようにしましょう。
お迎えする前に準備するもの
・ケージ:いろんなところをよくかじるので、金属製のものがおすすめ。においに敏感だから、キッチンの近くには置かないで。
・青菜入れ:少し水を入れて、青菜がしおれないようにしましょう。
・水入れ:口が広いものは、水浴びや糞で汚れがちなので、注意して。
・止まり木:鳥の足場。多くの時間をこの上で過ごします。
・えさ入れ:穀物の種が合わさった、専用の餌をえさ入れの半分くらいまで入れましょう。
・おもちゃ:つついたり、乗ったりして遊びます。あとから入れると嫌がるので、最初から入れておきましょう。
・床:新聞紙などを敷いて、お掃除をしやすくしましょう。
・入り口を留めておく:くちばしで開けてしまうことがあるから、洗濯バサミなどで留めておこう。
さっそくお世話してみよう
注意すること
・触られることをとっても嫌がるので、触りすぎないようにしましょう。
・くちばしと爪は伸び続けるので、定期的に病院でお手入れしてもらいましょう。
・冬は特に温度調節が必要です。
ぜひ、調べてみてください。
※このページのインコは全て、「セキセイインコ」を示します。
今泉 忠明
1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。
1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。