世界には、とっても不思議な生き物がたくさん! 動物学者の今泉忠明先生に、生き物の驚きの特徴や習性を教えてもらいました。
今回は、オオアリクイ! 面白い見た目など、不思議でびっくりな特徴をお届けします。
オオアリクイってどんな生き物?
・体全体が細長い
・口先と舌がとっても長い
・アリやシロアリが大好物
・しっぽの毛が、ふさふさしている
体長:1.2メートルくらい
生息地:中央アメリカ〜南アメリカの草原や熱帯雨林
【驚きポイント①】 長い舌は とても早く動く!
オオアリクイの、ミミズのような細長い舌は、約60cmと、体の半分くらいの長さがあります。
1分間に150回くらい、舌を出し入れして、食べ物を口に運びます。
【驚きポイント②】 大きなかぎ爪で 敵から身を守る!
前足のかぎ爪はとても大きく、ありの巣や腐った木を崩して、ありを食べます。
おおきな爪で、ジャガーなどの敵を倒すこともあります。
【驚きポイント③】赤ちゃんは お母さんのおんぶが大好き!
生まれてから10カ月くらいまで、赤ちゃんはお母さんの上に乗って、移動します。
不思議な見た目や技を持った生き物は、他にもいっぱい!
ぜひ、動物園に観察に行ってみてください。
監修/今泉忠明 イラスト/下間文恵 構成/富岡ゆかこ
今泉 忠明
1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。...