ざんねんないきものシリーズの動物学者が語る「カワウソ」10種以上の鳴き声で会話している!?

動物学者・今泉忠明先生に聞く「おどろきのいきもの」第17回

動物学者:今泉 忠明

写真/iStock
世界には、とっても不思議な生き物がたくさん! 「ざんねんないきもの」シリーズの監修もされておられる動物学者の今泉忠明先生に、生き物の驚きの特徴や習性を教えていただきました。

今回の動物は、「コツメカワウソ」。遊ぶことが大好きな性格で、鳴き声を変えてコミュニケーションを取るなど、驚きの生態をご紹介します!

コツメカワウソってどんな生き物?

・カワウソの中で一番小さい

・イタチの仲間

・指の先に小さい爪がある


・貝やエビ、魚などを食べます

体長:41〜63.5センチメートル
生息地:インド南部〜東南アジア南部

【驚きポイント①】 泳ぎが得意!

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細長い体に小さい耳、太いしっぽのおかげで、水の中をすいすいと泳ぐことができます。

手の指の間には水かきもあるんです。

【驚きポイント②】 家族みんな仲良し!

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お母さんとお父さんはとても仲良し。

10〜15匹の群れで生活していて、お父さんも一緒に子育てします。

生まれたての赤ちゃんは白っぽい色をしているんです。

【驚きポイント③】 お話ししている!?

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「キューキュー」と言うような鳴き声は10種類以上もあって、それぞれ使い分けてコミュニケーションを取っています。

遊ぶことが大好きな性格です。
不思議な見た目や技を持った生き物は、他にもいっぱい! ぜひ、動物園に観察に行ってみてください。
監修/今泉忠明 イラスト/下間文恵 構成/富岡ゆかこ
いまいずみ ただあき

今泉 忠明

Imaizumi Tadaaki
動物学者 日本動物科学研究所 所長

1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。

1944年生まれ。ほ乳動物学者。東京水産大学卒業後、国立科学博物館でほ乳類の分類を学ぶ。現在、静岡県伊東市にある「ねこの博物館」館長。『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)をはじめ、著書、監修書多数。『MOVEまぼろしの生きもの』『MOVEはじめてのずかん みぢかないきもの』『MOVE危険生物 超クイズ図鑑』監修など。