エモさが大爆発! 大人気の「全プリキュア展」はここを観て!

プリキュア専門ライターがプリキュア20周年記念「全プリキュア展」で感じた想いを綴る

ライター:小渕 早紀

プリキュア20周年記念「全プリキュア展」。池袋・サンシャインシティでの開催は2/19(日)まで。
池袋・サンシャインシティで大人気開催中の「全プリキュア展」。

これまで幼児誌「おともだち」「たのしい幼稚園」で数十冊のプリキュア書籍を担当してきたプリキュア専門ライター感涙の展示の模様、見逃せないポイントをお伝えします。

今後は大阪、名古屋でも開催予定です!

特別描き下ろし原画コーナーは肉眼でじっくり味わおう!

シリーズごとに描き下ろしイラストが展示されています。
会場には、なんと、写真撮影可能なエリアが多数存在します!

でも、絶対に肉眼でしっかりと脳に焼き付けてほしいのが、キャラクターデザインを担当された方々により特別に描き下ろされたプリキュア原画たちです!

「大迫力」という言葉じゃ言い表せないくらい、生き生きとしていて、かっこよくてかわいくてたまらない!スマホをいったん閉じて、ぜひ近づいて、イラストの線の勢いやプリキュアの表情をしっかり堪能してください。

しかも、担当した声優の方のサインやメッセージが入っているイラストも数多くありますよ! 貴重すぎませんかっ!?
「ハートキャッチプリキュア!」のイラストは、勢いがすごかった!
中でも、ひときわ勢いを感じられる線と躍動感のある作画で筆者の心に刺さったのは、「ハートキャッチプリキュア!」です。

キュアブロッサムのつぼみちゃんは、それまでの明るく元気な主人公とは一味違って、自分の良さに気がつかずちょっぴり自信のない、新たなタイプのピンクプリキュアでしたよね。

当時のキッズたちも、優しくて物知りなキュアブロッサムに憧れて、両手で花を作り変身し(「大地に咲く一輪の花!」)、決めぜりふを叫んでおりました。

筆者も当時4歳だった姪っ子を連れて、ここ池袋・サンシャインシティのハートキャッチプリキュア!イベントにやってきたことを思い出します。

その姪っ子も今やJK……! 時の流れの速さよ……。

歴代のプリキュアブースはお宝がいっぱい!

各プリキュアシリーズのブースにずらりと展示されているのは、「おもちゃ」や「設定画」の数々! キャラクターのさまざまな表情や、コスチュームのディテールなどが細かに記載された設定画は、本当に貴重です。

一枚一枚に見応えがあり、その美しさにぐっと引き込まれます。ここはまさに、プリキュアの博物館!
キャラクターのさまざまな表情や、コスチュームのディテールなど、熱量を感じる設定画がずらり。
「ふたりはプリキュア」の変身アイテム「カードコミューン」は、当時最先端だった二つ折り携帯電話のかたち。

超貴重な設定画は、特殊設定に注目してみよう!

パワーアップフォームや、ストーリー上の1話限りの特殊な設定もいろいろ。

設定画の展示と合わせて、モニターが設置され、それぞれのシリーズの名シーン映像も流れています。じっくりと観てくださいね!
見入ってしまう名シーンが続々と流れてきます。
我が娘も幾度となく叫んだ「キュアップ・ラパパ!」 。「魔法つかいプリキュア!」では、みらいとリコがモフルンと手を繫いで変身しました。

ぬいぐるみが変身アイテムになるなんて驚きでした。ダイヤ、ルビー、サファイア、トパーズの各種宝石モチーフのフォームがどれもすごく華やかで、ステキでしたよね。(モフルンが映画でキュアモフルンになったときは、かわいすぎて悶絶した……!)

初代「ふたりはプリキュア」になれる!「デュアル・オーロラ・ウェイブ!」トンネル

終盤には、初代「ふたりはプリキュア」の展示エリアへの入り口となるトンネルが出現。
「ふたりはプリキュア」変身シーンを再現している!
なぎさとほのかが2人で手を繫いで変身するシーン「デュアル・オーロラ・ウェイブ!」の光のトンネルが再現されています! これは子どもから大人まで嬉しいしかけです。テンションが上がり、何回も通りたくなります。(筆者は3回くぐりました)。
「ふたりはプリキュア」の特別展示コーナーも、作り手や視聴者の愛が溢れた尊い空間。歴史の重みを感じます。
プリキュアに込められた想いと、それを受け取り歩んでこられた辻さんのお言葉は必読。
かっこいい初代のコスチュームの特別展示も!
このほかにも、各シリーズ第1話シナリオ、直筆原画のエリアも超必見!(そこは撮影NGなのです)
時間を忘れて夢中になっちゃいましょう。帰り道には頭の中は初代の主題歌が無限ループでした。

記念すべき20周年の「全プリキュア展」、熱気に包まれた会場で思う存分楽しんでみてください。
主催:全プリキュア展製作委員会・テレビ朝日
協力:TOKYO MX
©ABC‐A・東映アニメーション
こぶち さき

小渕 早紀

Saki Kobuchi
ライター

東京都出身・川崎市在住。講談社の幼児誌「たのしい幼稚園」「おともだち」「いないいないばあっ!」の構成・ライティングを担当。キャラクター絵本・シールブック・知育ドリルなども手がける。現在小学生の娘2人の子育てに奮闘中。お笑い系の動画視聴が息抜き。

東京都出身・川崎市在住。講談社の幼児誌「たのしい幼稚園」「おともだち」「いないいないばあっ!」の構成・ライティングを担当。キャラクター絵本・シールブック・知育ドリルなども手がける。現在小学生の娘2人の子育てに奮闘中。お笑い系の動画視聴が息抜き。