「ハンディ扇風機」は燃えるごみに捨てちゃダメ! 一日消防署長のマシンガンズ滝沢が警告する【火災の危険】と分別の落とし穴

マシンガンズ滝沢が消防少年団の子どもたちに「ごみ」の特別授業を開催

ライター:山口 真央

お笑い芸人兼ごみ清掃員として活躍するマシンガンズの滝沢秀一さん(左)、ピン芸人のかずぴよさん(右)、滝野川消防少年団の団員(中央)。
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いよいよ年末、大掃除のシーズンがやってきました。不要なものを整理していると、「これって何ごみ?」「どうやって捨てるのが正解?」と迷うことはありませんか。

今回は、お笑い芸人として活躍しながら現役のごみ清掃員としても働くマシンガンズ・滝沢秀一さんと後輩芸人のかずぴよさんが、滝野川消防少年団の子どもたちに向けて行った特別授業の様子をお届けします!

滝野川消防署で一日消防署長となった滝沢さんが、「日本でごみを捨てられるのはあと何年?」「火災の原因になるリチウムイオン電池の捨て方は?」など、クイズを通して楽しく解説。大掃除で出たごみを正しく処分して、気持ちよく新年を迎えるためのヒントが満載です!

子どもたちに質問! 日本でごみはあと何年捨てられる?

滝沢:こんにちは! マシンガンズの滝沢です。お笑い芸人として活動しながら、ごみ清掃員として14年働いています

かずぴよ:どうも、かずぴよです! 僕もお笑い芸人をしながら、ごみ清掃員として働いて5年目になります

滝沢:今日は滝野川消防少年団のみなさんに、ごみのことをお勉強してもらいたいと思ってやってきました。さっそくだけど、クイズを出します。ごみは何種類あるでしょうか?

子どもA:はい! 6種類ぐらい? ペットボトルとか、瓶や缶もあるし。

子どもB:いや、古い紙は別で回収するし、8種類だと思います!
質問にこたえる滝野川消防少年団の子どもたち。滝野川消防少年団は、小学3年生から高校3年生までが所属しています。
滝沢:おおっ、結構多いね。じゃあ正解をいおう。じつはごみの種類は、可燃ごみと不燃ごみの2種類だけなんだ。他にみんながあげてくれたペットボトル、瓶、缶、古紙はすべて資源になんだよ。よく「資源ごみ」なんていわれるけど「ごみ」と呼ぶのは間違っているんだ。そのほかにも、プラスチック製の容器なども、資源として回収されているんだよ。

子どもたち:そうだったんだ。

滝沢:古紙っていうのもたくさんあって、新聞、雑誌、段ボール、雑紙などが資源になる。雑紙っていうのは、使い終わったカレンダーやノート、紙でできたお菓子の箱など。燃えるごみを見直してみると、3分の1以上が資源に含まれることもあるから、気をつけてみよう。じゃあ次のクイズです。いま捨てている量と同じぶんだけごみを捨て続けると、日本ではあと何年、ごみを捨てることができるでしょうか?

子どもC:50年くらいかな?

子どもD:20年くらい?

子どもE:もしかして5年後とか?

かずぴよ:もうすぐじゃん! それは怖いね。

滝沢:いろんな意見がでたね。じゃあ正解を見てみよう!
滝沢:正解は25年でした!

かずぴよ:僕がいま35歳だから、10歳の子が僕ぐらいの歳になるときには、ごみを捨てられなくなるってことなんだ。

子どもたち:ええ~!

滝沢:そんな未来が訪れないように、これからごみ分別ゲームをしてみよう。床に広がっているごみを、可燃ごみ、不燃ごみ、プラ資源、びん・かん、ペットボトル、古紙回収のうちの、正しいと思う仕分け袋に分別してね。用意、スタート!

カセットボンベの正しい捨て方とは? マシンガンズ滝沢が解説!

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