
「ハンディ扇風機」は燃えるごみに捨てちゃダメ! 一日消防署長のマシンガンズ滝沢が警告する【火災の危険】と分別の落とし穴
マシンガンズ滝沢が消防少年団の子どもたちに「ごみ」の特別授業を開催 (2/3) 1ページ目に戻る
2025.12.25
ライター:山口 真央
シャンプーの容器はペットボトル? 意外と知らない「分別の落とし穴」
かずぴよ:そろそろ、全部のごみが入ったかな? じゃあ気になるごみがないか、見てみましょう! ……おっ、さっそく見つけました。ペットボトルの仕分け袋に、使い終わったシャンプーの容器が入っています。
滝沢:これ、よくある間違いなんだよね。シャンプーや洗剤などのボトルは、よく洗ってプラ資源か可燃ごみに捨てましょう。捨て方は自治体によって違うので、ごみの捨て方が書いてあるパンフレットを見てください。特に漂白剤などのボトルは中身が入っていると、ごみ収集車が圧縮するときに破裂して、清掃員の目に入ってしまうと危ないので、気をつけてくださいね。かずぴよ、他にはあるかな?
かずぴよ:このペットボトル、惜しい状態で仕分けされていました。
滝沢:本当だ! このままだと正しい捨て方だといえないんだけど、上手に捨てられるって子はいるかな?
子どもF:はい!
滝沢:よし! じゃあ前に出てやってみて。
かずぴよ:そう、正解! よくできたね。ラベルのところとキャップのところは、違う素材でできているから、リサイクルの妨げになってしまうんだ。
滝沢:この飲み口の下のところについている輪っかは、どうなるのか疑問に思った人はいるかな? じつはペットボトルがリサイクルされるとき、細かく裁断されたあと水の中に入れられるんだけど、この輪っかの部分は水より軽いから浮いてくるんだ。その段階で、しっかりと分別することができるよ。さあ、他に気になったごみはあるかな?
かずぴよ:可燃ごみに入っていた、このベルトはどうでしょうか。
かずぴよ:それは、どんなルールなんですか?
滝沢:捨てたいものの9割程度が燃える素材であれば、金属などがついていても、可燃ごみで出していいというルールです。このルールはベルト以外にも、バッグの金具や、洋服のボタンなどにも適用されるんですよ。さて、僕もやばいごみを見つけました! 牛乳パックの中に隠されたカセットボンベです。
かずぴよ:危ないですね!
滝沢:冬になると鍋のシーズンになって、カセットボンベを捨てる機会が増えます。よくタオルなどにぐるぐる巻きにして、可燃ごみにカセットボンベが捨てられていることがありますが、これは本当に危険な行為。ごみ収集車の圧縮でカセットボンベが破裂すると、火災を引き起こす可能性があります。
かずぴよ:僕らが危険に晒されてしまうんです!
滝沢:カセットボンベやスプレー缶は、必ず不燃ごみに捨てるようにしてください。よく穴を開けて捨てる人がいますが、穴を開けても火災が起きやすくなるということが分かったので、そのまま捨てるようにしてくださいね。
かずぴよ:とっても勉強になりますね。滝沢さんが気になるごみはありましたか。
かずぴよ:資源に仕分けするものが増えると嬉しいですね。
滝沢:逆に宅配ピザが入っている箱は、紙でできているので古紙回収できると思いがちなんだけど、油汚れが他の紙のリサイクルに影響してしまうので回収できません。可燃ごみに捨てるようにしましょう。同じ食品系のごみでいうと、納豆のパックは汚れた状態だと虫が寄ってくるので、綺麗に洗ってプラスチック資源に仕分けできるといいですね。





































