
映画「ウィキッド ふたりの魔女」公開! その原点である『オズの魔法使い』を読もう!
ふたりの魔女の友情の物語は『オズの魔法使い』と密接につながっている!? 世界で愛された名作の魅力に迫る!
2025.03.14

2025年3月7日(金)日本公開! 「ウィキッド ふたりの魔女」(主演:シンシア・エリヴォ アリアナ・グランデ)
そして、善い魔女グリンダと悪い魔女エルファバ──『オズの魔法使い』の知られざる前日譚が描かれるこの作品。ミュージカルで大ヒットを記録した「ウィキッド」が映画化されるとあって、SNSでも大きな話題に!
そんな「ウィキッド ふたりの魔女」をもっとも~っと楽しめるように、今回はその原点となった『オズの魔法使い』についてご紹介します。

作:ライマン・フランク・バーム 訳:松村達雄 絵:烏羽雨 解説:石崎洋司
『オズの魔法使い』ってどんなお話?
あらすじ
ある日住んでいる家ごと竜巻に吹き飛ばされ、ふしぎなふしぎなオズの国へやってきたドロシー。
アメリカのカンザス州に帰るため、偉大な魔法使いオズに頼もうとオズの住んでいるエメラルドの都をめざすことになりました。
一緒に飛ばされてしまった愛犬であるトトはもちろん、脳みそがほしいカカシ、心臓(ハート)がほしいブリキの木こり、そして勇気がほしいライオンも仲間になりみんなで力を合わせて進んでゆきますが……。
『オズの魔法使い』はそれほど多くの人に愛された物語だからです。
このお話が、みなさんにとって、いやな思いをしたり、おそろしい思いをすることのない、ただただ、不思議とわくわくがつまった、
新しい妖精物語になっていますように。
―L・フランク・バーム
1900年4月 シカゴにて
さらに、旅の仲間となる脳みそがほしいカカシ、心臓(ハート)がほしい木こり、勇気がほしい臆病なライオンをはじめ、野ネズミの女王やつばさの生えたサル、エメラルド色のサングラスなど、登場するキャラクターやアイテムもわくわくするものがいっぱいです。

物語の中には映画「ウィキッド」の主人公のひとり・グリンダも登場!
南の国をおさめているグリンダは、ありとあらゆる魔女たちの中でいちばんえらいと紹介されています。

映画「ウィキッド」もうひとりの主人公・エルファバはどこに?
もともとブロードウェイ・ミュージカル「ウィキッド」の原作は、グレゴリー・マグワイアという人が『オズの魔法使い』に影響されて書いたという「ウィキッド ─誰も知らない、もう一つのオズの物語─」ですが、エルファバという名前も、このマグワイアが『オズの魔法使い』原作者であるライマン・フランク・バームの頭文字L(エル)F(ファ)B(バ)から名付けたという説もあるようです。
青い鳥文庫版『オズの魔法使い』書籍の詳細
さらに! あの『黒魔女さんが通る!!』や『JC紫式部』の著者である石崎洋司先生が解説をしてくれています!
『オズの魔法使い』にまつわるお話はもちろん、石崎先生が英語学校の先生だったころの同僚のカンザス州(ドロシーが住んでいたところです)出身の先生が言った言葉など、解説もたのしく読める一冊。
ぜひこれを機会に手に入れてみてくださいね。
作:ライマン・フランク・バーム
訳:松村達雄
絵:烏羽雨
解説:石崎洋司
もちろん、映画を見に行く前にこの本で予習をするのもおすすめです!
【小ネタ】ブロードウェイ版「ウィキッド」の初代エルファバ役はあの有名ディズニープリンセスでおなじみ!
それは、「アナと雪の女王」のエルサ役のイディナ・メンゼル!
「Let It Go」でもすばらしい歌声を披露していましたが、ブロードウェイ仕込みのものだったのですね。
ちなみに、初代エルファバ役のイディナ・メンゼルと、初代グリンダ役のクリスティン・チェノウェスはなんと映画「ウィキッド ふたりの魔女」のなかにも登場しています。ぜひどのシーンで登場するのか、見つけてみてくださいね!
親子で楽しめる「オズ」の世界へ──映画も本も楽しもう!
映画「ウィキッド ふたりの魔女」本予告〈2025年3月7日(金)より、全国ロードショー!〉
〈公式ホームページ〉 https://wicked-movie.jp/
配給:東宝東和 © Universal Studios. All Rights Reserved.