夜叉神川
著:安東 みきえ 装画:田中 千智
野間児童文芸賞受賞後初作品。人心に棲む夜叉と神の二面性を描く短編集。夜叉神川の上流から下流へ、そして海へと続く全五話を収録。
電子あり
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発売日 | 2007/05/18 |
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価格 | 定価:1,430円(本体1,300円) |
ISBN-13 | 9784062139878 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 222ページ |
児童文学界からきらりとその姿をあらわした、美しく巧みな筆致の、新・ヤングアダルト小説。
夕暮れ時、静かに目をこらして。ふしぎな世界はすぐそばにある。
それはほんのいっときで消えてしまう。あらわれるのはきまって夕暮れ時。光と闇のまざる時間、生と死の境目がぼんやりするころ――。
女子中学生・灯子の感受性がつむぐ、やさしさと不思議さに満ちた1年間。
プロローグ 龍宮の使い 美帆ちゃんとのふしぎな五月 循環バス 凛さんとのふしぎな七月 真実のハート 千夏とのふしぎな九月 黒森の宵まつり 関田くんとのふしぎな十一月 雪幽霊 きぃちゃんとのふしぎな一月 マーブルクッキー おばちゃんとのふしぎな三月 エピローグ