
レイさんといた夏
発売日 | 2016/07/07 |
---|---|
価格 | 定価:1,540円(本体1,400円) |
ISBN-13 | 9784062832397 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 242ページ |
中1の一学期を終えて転校した莉緒は、“汚部屋”にこもりっきり。新たな人間関係に恐怖すら覚える莉緒にとって、うんざりの夏休みだった。そんな莉緒の前に現れた、どこから見てもヤンキー姿の少女の幽霊。成仏できていない彼女は、「生前、誰かとふれ合ったときのエピソード」をヒントに、自分が何者だったのかを知ろうとする。ヒッキーとヤンキー、通い合い始めたふたりの心。少女たちは、むき出しの自分の心に触れた――。
引きこもりの少女・莉緒の部屋に現れたのは、幽霊になったヤンキー少女・レイさん。ヒッキーとヤンキー、通い合い始めたふたりの心。少女たちは、むき出しの自分の心に触れた――。
東京の中学校で1学期だけを過ごし、兵庫県の西宮市に転校した莉緒は、“汚部屋”にこもりっきりの夏休みを過ごしていた。東京の学校では、莉緒が見せたほんのささいなプライドによって、親友だと思っていた子が「よその人」に過ぎないことを知ってしまった。だから、突然すぎる転校も、莉緒にしてみれば天の助けだったのだ。でも、何もする気が起きない……。
莉緒のことを前向きで明るい人間にしたくてたまらないママは、部屋を片付け、新しい学校で始まる2学期に備えるよう、やかましいくらいに言ってくる。残っている夏休みは、あと五日。うんざりだったし、また新たな「よその人」たちに囲まれることは、恐怖ですらあった。
そんな折、ママは急病で入院することになった。自身の吐いた悪口が招いた災いかと落ち込む莉緒。その前に現れたのは、茶髪にピアス、ジャージ姿で、どう見てもヤンキーという少女の幽霊だった。彼女は、自分が何者かわからないから成仏できないといい、強引に身元探しを手伝わされるはめに。
手がかりは、幽霊の記憶にかすかに残っている「生前、誰かとふれ合ったときのエピソード」。その断片を頼りに「レイさん」が何者だったのかを突き止める、奇妙な夏休みが始まったのだった――。
この作者の書籍
Pick Upピックアップ記事
Rankingランキング
Event&Present
イベント&プレゼント
Trend今日のトレンド

【もったいないばあさんといっしょに親子で学ぼう「もったいない!」クッキング】
2025.07.30 コクリコ
【お盆】新幹線帰省歴10年超! ワンオペママが「子連れで新幹線にラクに乗る」7つのコツ
2023.11.30 コクリコ
「終戦記念日」絵本ナビがおすすめする「平和を考える絵本」厳選4冊
2023.08.15 コクリコ
【自由研究おすすめの進め方】研究者と同じ方法でやってみよう! 親御さんも必読!
2022.08.05 MOVE
夏休み「自由研究」「お昼ごはん」の壁で親は疲弊…地獄を救う7つの知恵
2025.07.16 コクリコ
夏休みに親子で読みたい「SDGsがよくわかる本」3冊|夏休みの「自由研究」「読書感想文」にお悩みの方は必見!
2025.07.28 Aneひめ