YA! アンソロジー 14歳

著:小林 深雪   著:みうら かれん   著:安田 夏菜   著:如月 かずさ   著:市川 朔久子  

発売日 2016/11/16
価格 定価:1,045円(本体950円)
ISBN-13 9784062695077
判型 四六
ページ数 226ページ

大人の世界の足音を聞く14歳の、もどかしい気持ちを描いたアンソロジー!小林深雪/『さよなら十四歳の夏~夏葉と春人』夏葉は今でこそ、学級委員長として輝いているけれど、小学校までは地味で、目立たない女の子だった。勉強もおしゃれも人づきあいも必死に努力して、せっかく中学生デビューをはたしたのに、いちばんふり返ってほしい山下春人は、地味なままの久保田千湖のことばかり気にしているみたい。どうして?


14歳の制服のポケットには、たくさんの秘密が詰まってる。大人の世界の足音を聞く14歳の、もどかしい気持ちを描いたアンソロジー!

小林深雪/『さよなら十四歳の夏~夏葉と春人』
……『YA!アンソロジー 秘密』「エアトモ」に登場した区立四葉中学校二年三組の岩崎夏葉が主人公。今でこそ、学級委員長として輝いている夏葉だけれど、小学校までは地味で、目立たない女の子だった。勉強もおしゃれも人づきあいも必死に努力して、せっかく中学生デビューをはたしたのに、いちばんふり返ってほしい山下春人は、地味なままの久保田千湖のことばかり気にしているみたい。どうして? 千湖に嫉妬して、千湖を遠ざけてしまう夏葉。人は優しい気持ちと同時にこんな意地悪な気持ちを抱いてしまうんだろう。夏葉の恋と友情を描く、十四歳の夏物語。

みうらかれん/『しのぶ恋』
親友でありライバルの大野に、いろんな勝負を挑み続け、二勝四十九敗二引き分けのニンは、新たに百人一首の勝負を持ちかける。そこに、思いがけない助っ人が現れて……。

安田夏菜/『つくし薬局のカレーパン』
女子校の花壇から出てきた恋文。それはある女生徒から女生徒への思いを綴ったものだった。それを発見してしまった花音は、自分の秘めていた思いにまで気づいてしまう。

如月かずさ/
教育熱心な親に育てられ、夏休みも塾通いをしている奏太は、ひとけのない公園でボールジャグリングの練習をする瀬那と出会う。そして、彼女の華麗なジャグリングの技と、自由そうな彼女に惹かれていく。

市川朔久子/
同じ日に同じ学校の転校生となった彼に惹かれていくわたし。光が差すと、濃い蜂蜜のような茶褐色になる彼の瞳の秘密を知りたいと思うわたしは、不器用なやりかたで彼に近づこうとする。

さよなら十四歳の夏 ~夏葉と春人 小林深雪 しのぶのこい みうらかれん つくし薬局のカレーパン 安田夏菜 ぼくと師匠の夏 如月かずさ リコリス糖 市川朔久子

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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