オンライン・フレンズ@さくら

著:神戸 遥真   絵:カシワイ  

発売日 2024/08/05
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN-13 9784065353134
判型 四六
ページ数 192ページ

両サイドから描く、オンラインで生まれた中学生2人の友情、どちらかでも読める!     皆様からのレビューよりー 
リアルとオンライン、違いもあるけれど、本当は一緒かも。自分は自分。心が通えば友になり、勇気づけられたり、不安になったり。ラストに向かってのさくらの成長に拍手!ユナ編も読みたい/ルッキズムは思春期の大きな問題。人からどう見られても構わない、という境地にそう簡単に至れるものではない。安易ともとれる母の対応に苛立つのも当然でそこにどう向き合い、クリアしていくか、読み応えがある。人と関わることで自分が見えて、自分を大事にできる。/ネットとリアルをめぐる成長物語。家族の思いとさくらの感情がぶつかる場面や、ユナや学校の友達との関わりを、応援しつつ読んだ。/家族や友達との関係に不安を感じ、コンプレックスに悩み、初めてのスマホやSNSにワクワクといった、中学生の感情がリアル。ネットやSNSの危険性ばかり取り上げられることが多いが、良いところや安全な使い方も丁寧な描かれていて、スマホを手にしたばかりの子どもたちだけでなく親世代にも。相手のことを決めつけず理解しようとすることで良い関係を築くことができること、自分を分かってくれる友達がいると毎日がこんなにも楽しく心強いんだと学んでいく子どもたちが眩しかった。/今の社会ならばこういった出会いからの友情もあるのかも、人と人の繋がりの可能性に対して安心して読めた。ちょっとしたきっかけでパッと道が開けるというか、今まで見えてなかった景色が広がる瞬間が、とても鮮やかに描かれていて、大切な人と出会う前と後では世界が違って見えるって本当にそうだと。/授業で取り上げてもよい、親子で一緒に読める、コミニュケーションのきっかけにピッタリの1冊。どんな自分でも認めてくれている一言に心打たれ、印象に残る。/親や友人には言いづらい気持ちたくさんある。でも今はSNSを通じて人々と繋がることで、自分だけが抱えている問題ではないことを実感することも。青春の悩みを抱える人がSNSを通じて支え合い、励まされるうちに、自分に自信を持ちながらどんどん成長していく様を実感しながら読んだ。素敵なお話。/似たような部分に感情がシンクロして、ぐっとこみ上げ胸が熱くなった。ホッとできることが少しでも生まれることで、大きな一歩や誰かとの本当の繋がりになっていくのだと感動。第一印象は見た目から入ることが大きく、誰しも自分の負の要素を抱えているのかも。それでも自分は自分と受け止められるようになりたい。辛く感じたり悩んでいても、そこから新たな気づきや展開、出会いや成長もある。私自身もそう心に留めておこうと思う。/ネットリテラシーという面でも良い内容。コンプレックスを抱えながら時に自分を偽ったり、友達や親とぶつかりつつも自分で答えを見つけ前に進む姿に勇気づけられた。

プロローグ 1 オンラインではじめまして 2 いいところが目立つように 3 わたしも何かやってみたい 4 わたしと同じなのかなって 5 ホントのわたしを伝えたい 6 大丈夫なんかじゃなかった 7 本当のきみに、会いに行く エピローグ

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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