ご当地キャラが大さわぎ☆東北はっけんミステリー!【青森編 第1回】

青森の宝が盗まれた!「縄文ヒーローズVS.大怪盗ジョモルイ」風祭千 (2/4) 1ページ目に戻る

風祭 千

大怪盗・ジョモルイ イラスト:おしのともこ 

「ええーっ!? ジョモルイって、あの!?」

さんまるは飛び上がるほどおどろきました。ジョモルイ。それは、時空をこえて現れ、大切な宝物をぬすんでいく、世界的に有名な大怪盗だったのです!

あたふたして空を見上げたさんまるの目に、あやしげな影がうつります。六本柱の上、風になびく黒いマント。その正体は──。

「じょ、ジョモルイ!?」

さんまるがさけぶと、黒マントの美青年──怪盗ジョモルイが、長い髪をなびかせてにやりと笑いました。

「青森の宝、ドグウちゃんはボクのものだ。今夜、お会いできるのを楽しみにしているよ!」

ジョモルイはそのまま、空のかなたにすぅっとすがたを消しました。犯行前に現れるなんて、なんて大胆不敵な大怪盗!

「わー! ドグウちゃんをぬすむなんて、絶対だめだよー!」

さんまるはパニックでじたばた。でも、ここで諦めるわけにはいきません。さんまるはやっとのことで六本柱によじのぼると、ありったけの声で叫びました。

「こまっくー! むーもん! いのるんーっ! たすけてー!」

さんまるの大声は風にのり、青森のあちこちに届きます。

たとえば、サバがおいしい港町のとある縄文遺跡に。「るん? さんまるの声がした気がするるん」

津軽半島の中、縄文時代の始まりを告げる遺跡に。「すごいことが起こりそうな予感がするモン♡」

そして、八甲田山のふもとにあるなぞ多きストーンサークルに。「……さんまる、一体どうしたの?」

3つのかげが、それぞれの場所から動き出します。

さんまるの声をきいた、3人が立ち上がる!
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