思い返せば、「男なんだから」という言葉は、父ではなく、母が俺に言い続けていたものでした。
母の束縛に耐えきれず家を出てから、俺は人との関わり方を学びながら、必死に自分の居場所を探してきました。けれど、誰かに母のことを悪く言われると、途端に自分が自分でいられなくなるのです。
父の暴力から救ってくれた母を、恨んではいけない。そう思うたびに俺は、心に受けた傷ごと、母という存在そのものに鍵をかけ、二度と思い出さないように生きてきました。
母のことを思い出さなくなったころ、俺はナオに出会いました。ナオは、俺がそれまで出会ったことのない、まっすぐな人でした。
作画・1日1鶏
第7話は明日公開!
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