
実際にどんな御礼をしているの?
御礼をしたママは、どのようなものを渡しているのでしょうか? ママ友にはなかなか聞けない、リアルな意見をご紹介します。
1000円くらいのお菓子。
ご家族で楽しめそうな菓子折りや洋菓子セットを送ります。
もっとも多かったのはお菓子でした。手軽な金額の消え物をチョイスするのが定番のようです。
ブランドものを含むお洋服を20着ほどいただき、3000円のスタバカードを渡しました。
スタバカードは子育て中のママを集めた座談会でも人気のお返しでした。金額が選べ、細かい好みを考慮しなくてもいい気楽さがママに刺さるのかも。
少し月齢が上の赤ちゃんを育ててるママ友からベビーベッドをもらって、お返しにSoup Stock Tokyoのレトルトと離乳食のセットを贈りました。
我が子より少し先の子育てをしているママがちょっとラクになるセット。粋なお返しですね。
お子さん向けの絵本をプレゼントしました。
飲食物以外では絵本という声もありました。相手のお子さんの入学や卒業に合わせ、御礼として図書カードを渡すというアイデアも。

そもそも御礼は必要なの?
ところで、そもそもお下がりに対して御礼が必要なのか、御礼をするかしないかで悩む……という声も多く寄せられました。次のママは「初回のみ渡す」というルールを自分で決めているのですが、それでもモヤモヤするようです。
同じ方に繰り返しいただくことが多いので、初回のみ御礼を渡しています。少し高級なパスタソースや缶詰など。相手が気軽に受け取りやすいものにしているつもりです。初回に御礼を渡すと、だいたいの方が「お下がりだから、御礼は次回から遠慮する」という旨のことをおっしゃるので、お言葉に甘えて2回目以降は渡していません。でも本当は渡したほうがよいような気もして、その点についてはいつもモヤモヤしています。
少しモヤモヤは残るかもしれませんが、自分の中でルールを決めて線を引くのは手ですね。
基本的にはしないけれど、幼稚園の制服をきちんとクリーニングやアイロンがけで譲ってくれた方にはしました。あまり大袈裟でない1000円前後のお菓子やだしパック(茅乃舎)など。
クリーニングやアイロンがけなど譲ってくれた側に大きな負担をかけた場合は御礼をすると決めているママもいました。
(前略)主人の会社の方からいただいたフォーマルなワンピースは手書きの手紙に御礼のお菓子を添えて。「入学式に」とわざわざ引っ越し先から持ってきてくれたママには、写真と娘の御礼の動画など。
たくさんのお下がり御礼体験をシェアしてくれたこちらのママは「感謝の気持ちを伝えることが一番の御礼」と書いてくれました。手書きのお手紙や写真、娘さんからの動画など、金額でははかれない、心のこもった御礼が素敵ですね。
あげた側はどんな気持ちなの?
◆あげてモヤモヤ
まずはあげた側のモヤモヤから取り上げます。
友人にお下がりをあげた際、「また明日着せるから写真送るね!」と言っていたのですが、翌日以降まったく連絡が来ず。何か汚い服とか入ってて、嫌な気持ちにさせたかな? こっちから連絡するのもなんだかな~と、しばらくモヤモヤしました。
子育て中のバタバタできっと忘れてしまったのでしょうが、あげた側から連絡をとるにとれない状況はつらいですね。
姪っ子にいろいろあげたが、義理の姉がメルカリに出していたのでもうあげるのをやめた。
似合わなかったから保育園に寄付した、と言われて少しモヤモヤしたことがあります。
あげたお下がりを、メルカリに出品しているのを知ってしまったらショックですね。中には「これなら売れそう!」と言われたというママもいて驚愕しました。
もらったお下がりを処分したとしてもそのあとの行き先は言わないのがマナーではないでしょうか。
あげたもの以上のお礼をいただくと、気を遣わせて悪かったなと思います。(8歳、年中、生後4ヵ月の男の子のママ)
このように御礼をもらって恐縮したという声もあれば、
大量の服を数回あげたのに一切お礼がないこと。
と御礼がないことに対してモヤモヤしたという声もあり、御礼ひとつをとっても価値観の違いが顕著にあらわれるのだなと考えさせられました。
あげた側のモヤモヤでは、意外にも自分のあげたお下がりが失礼だったのではないかと反省する声が多かったです。座談会でも、
いとこに哺乳瓶をあげたときに乳首を付けたまま渡しました。自分がお下がりをもらったときに乳首がついていて、買うときにどの乳首がいいのかわかって便利だったので、いとこにも「ひとまずつけておくけどあとでお店で買ってね」とお伝えはしたのですが、今日の座談会に参加してモヤモヤする人もいるのか、と反省しました。(小1と年少の男の子のママ)
というリアルな反省エピソードを教えてくれたママがいました。
◆嬉しかったエピソードがたくさん
一方でお下がりをあげて嬉しかった! というエピソードも。
お気に入りの服をあげたときに、子どもが気に入ってめっちゃきてるよーって写真を送ってくれたのは嬉しかったです。
お下がりしたものが使われている様子を写真や動画で見られたのが嬉しかったという声が多くありました。
すごく喜んでもらえました。そのことで、ただ捨てるのではなく、大切に使って誰かの役に立つようにしようとする考えが強くなりました。また、息子たちがトイストーリーを見ていたこともあり、自分の手元から離れる寂しさと、誰かの笑顔が見られる喜びを実際に体験でき、ひとつの素敵な思い出になりました。
子育ての思い出がつまった育児グッズ。手放すにはちょっぴり寂しい思いもありますが、お下がり先で喜ばれていることを知ると、そんな気持ちも昇華されます。
おもちゃをよくあげましたが、喜んでもらえ、こちらは断捨離ができて一石二鳥でした。
育児中はどんどんものが増えてしまいます。捨てずに手放せたことが嬉しいという声もありました。
祖母がくれた手押し車。他の子も使ってるよと写真を見せたら喜んでいました。
お下がりした子の使っている様子を、おばあさまにも写真付きで伝えてあげたママの気持ちが、とても素敵です。
お下がりの御礼 感謝の気持ちをつないでいくことが大切
お下がりの御礼に関するモヤモヤを中心にご紹介しました。今回の調査では、お下がりをもらったときについ御礼の内容や金額についてばかりに目がいってしまいますが、感謝の気持ちをどう表すかが何よりも大切だということにあらためて気づかされました。
アンケートではこんな素敵なエピソードが寄せられました。
サッカー用品をいただいたとき、サッカーのものは結構値段が張るものなどもありすごく嬉しく助かり御礼をお渡ししたかったのですが、「私もこれまで先輩ママたちにそうやってやってきてもらったから御礼いらない、御礼をしたいと思ってくれているなら今度はあなたが下の子たちに同じようにしてあげて」と言われたときにすごく嬉しく、また感動しました。
お下がりをもらった感謝の気持ち。お下がりをくれた人への御礼ではなく、自分より少し下の世代の子を育てるママたちに還元していく……そんな連鎖がつながっていくといいですね。みなさんはお下がりの御礼で嬉しかった思い出はありますか?
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
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