
公務員だったキボリノコンノが売れっ子絵本作家になるまで! 若手編集者からベテラン編集者にバトンは渡された
上下関係ゼロの風通しのよさ (5/6) 1ページ目に戻る
2026.11.02
ライター:小川 聖子
効率化優先の日常と思い切ったクリエーション
──仕事との向き合い方や、心身の健康を保つための工夫についても教えてください。
コンノ:僕は今まで、得意なことも苦手なことも全部120%でやろうとして一度「うつ病」を経験しました。
安定を求めた公務員なのにメンタルが不安定になるのは本末転倒だなと気づいて、「苦手なことは60~70%でいい」「悩む時間に手を動かそう」と思えるようになりました。
沖本:コンノさんは制作に集中するため、作業環境や日常の効率化も徹底されていますよね。
コンノ:毎日の洋服選びや、ものを探す時間で悩むのは時間とエネルギーがもったいないなと。僕が毎日、白いTシャツを着ているのも「制服化」の一環なんです。
身長やスタイルに左右されず、作品を持ったときに背景(キャンバス)になってくれるし、汚れてもすぐ着替えられるようにしています。
撮影/日下部真紀
酒井:クリエーション以外のリソースは極力使わないように日常を整えているのだなと思います。
ただ、逆に私はムダなことも結構好きで。今でもSuicaをスマホに入れずにカードを使っているので、ときどきチャージが切れておふたりをお待たせしてしまうことも。
沖本:私もいまだにSuicaはカードなので、なんならふたりでコンノさんをお待たせしてしまうこともありますね(笑)。
酒井:道にも迷いやすく、コンノさんに「こっちですよ!」と助けられることも。
コンノ:僕は、何かを選ぶのに効率や理由を重視しているので、おふたりには「なんでいまだにそれ?」と驚くこともあります。おふたりが「キボリノコンノ」のマネジメントをしてくれて、僕がおふたりのマネジメントをしているのかな、と思うような瞬間もあって……それが良いバランスなのかなと思っています(笑)。

































