「泣き虫パパ」の子育ての日々はやっぱり泣いてばかり!? コミックエッセイ「センチメンタルおとうたん」作者インタビュー
コミックエッセイ「センチメンタルおとうたん」 #1 作者・えちがわのりゆきさんインタビュー
2024.09.17
絵本作家・まんが家:えちがわ のりゆき
思い入れ①「一緒に寝る時間」
──そんなセンチメンタルなえちがわさんが、特に思い入れを持って描いたシーンはありますか。
えちがわさん:一緒に寝るシーンです。本の中にも何ヵ所か出てきますが、なぜかというと、一緒に寝られる期間は一緒に遊べる時間より限りがあるから。
今、にちちゃんは小学校2年生になり(2024年現在)、まだ一緒に寝てくれますが、明日にはもう「一人で寝る」って言い出すかもしれない……。
そう考えるとまた涙が出てきてしまいますが、赤ちゃんのときから、今に至るまで、一緒に寝る時間はいつも本当に幸せでしたし、同時にこの先を考えると切なくて。にちちゃんと並んで寝る様子をイラストで残せたことは本当に嬉しいですね。
思い入れ②「やさしいにちちゃん」
他には、「やさしいにちちゃん1~3」(P42~47)です。
僕はコロナ禍のとき、気が滅入ることがあったり、落ち込んだりすることが多かったんです。でもこの時期、にちちゃんからたくさん手紙をもらい、すごく支えられたことがあって。
辛さを乗り越えられたのは、にちちゃんの存在があったから。このページには、その思いが詰まっています。
「自分の父親を思い出した」という感想も
─特に読んでほしい人はいますか。
えちがわさん:自分の残したいことを描いた本ではありますが、僕と同じ子育て中のお父さんやお母さんはもちろんのこと、子育てが終わった人も読んで、ほんわかした気持ちや切なさを共感してもらえたらと思います。
あと、読者の方で、「自分のお父さんを思い出しました」と言ってくれた40代くらいの方がいらして。そういう見方もあるんだなと、とても嬉しくなりましたね。
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読むと温かい気持ちになる「センチメンタルおとうたん」。それはきっとえちがわさんのにちちゃんに対する愛が温かいものだからなのでしょうね。
次回以降は、「センチメンタルおとうたん」から、エピソードをいくつか紹介していきます。お楽しみに。
取材・文/浅妻千映子
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えちがわ のりゆき
まんが家・絵本作家。1980年、島根県在住。2008年より、絵と漫画の制作をはじめる。 主な著書に、まんが『センチメンタルおとうたん』(講談社)、『ほわころくらぶ』(KADOKAWA)、絵本『おやすみ ほわころちゃん』(ポプラ社)、『うんころもち れっしゃ』(リトルモア)など。 音楽活動として「うんころもち劇団」(人形劇)。 HP http://www.echigawanoriyuki.com/
まんが家・絵本作家。1980年、島根県在住。2008年より、絵と漫画の制作をはじめる。 主な著書に、まんが『センチメンタルおとうたん』(講談社)、『ほわころくらぶ』(KADOKAWA)、絵本『おやすみ ほわころちゃん』(ポプラ社)、『うんころもち れっしゃ』(リトルモア)など。 音楽活動として「うんころもち劇団」(人形劇)。 HP http://www.echigawanoriyuki.com/