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子どもの「アレルギー対策」は寝室から! 時短掃除術でホコリを効率よく減らす[専門家が監修]
家の環境とアレルギー #2 ダスキン開発研究所に聞く【効率重視の掃除法】 (2/3) 1ページ目に戻る
2026.08.27
──家のホコリは、食べかすなど、いろいろなものが混ざっているものなのですか?
荻野文敏さん(以下、荻野さん):家のホコリの主成分は布団や衣類などから発生した繊維くずが約7割を占めます。見えづらいかもしれませんが、布団は1回寝返りをしただけでホコリが舞いますし、洋服も着替えるだけで繊維くずが舞っているんですね。
家のホコリを細かくいうと、「繊維くず」「髪の毛やフケ」「パンくずなどの食品くず」「ダニのフンや死骸の一部」「カビの胞子」などが含まれています。
小さな食品くずは、もともとはキッチンや食卓で発生しますが、人の移動などで家中に広がっていくことが私たちの研究でも明らかになりつつあります。
──子育て世代は、育児や家事、仕事で、なかなか掃除に十分な時間をかけられない家庭も多いと思います。優先的に掃除すべき場所はどこでしょうか?
荻野さん:「家族が過ごす時間が長い場所」ほど、優先度は高まります。その点でリビングは、皆さんよく掃除されがちですが、重要なのに手薄になりやすい場所が寝室です。
寝室の優先度が高い理由は、もちろん寝る時間を含め滞在時間が長いこと。そして、家のなかで、アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因となる物質)を含むホコリが一番多く発生するのが、布団などの寝具だからです。布団はダニアレルゲンの最大の温床となっている可能性が高いです。
御厨真幸さん(以下、御厨さん):リビングにソファーやカーペットなどの布製品がない家庭でも、フローリングのホコリを調べると、ダニアレルゲンが検出されたりするんです。
しかし本来、ダニは高温多湿で隠れやすいといった場所でしか生息しません。ということは、人や空気の移動と一緒に、寝室からホコリにまぎれたダニが流れていると考えるのが自然です。ですので、寝室の掃除頻度は上げてみるとよいでしょう。
──掃除するタイミングはいつがよいのでしょうか?
御厨さん:家族が室内で活動的に過ごしていて空気中にホコリが舞っているときはあまり取れません。「朝起きた直後」と、「誰もいない家に帰ってきたとき」は、たくさん取れるチャンスです。
やや腰が重いタイミングかもしれませんが、せっかく掃除するなら、1回の掃除で多くのホコリが取れたほうが時短にもつながるのでおすすめですよ。
──掃除の方法は?
御厨さん:気軽に手に取れる乾いたドライタイプのモップをかけること。掃除機でもよいのですが、早朝は掃除機の音が気になりますし、排気でホコリを舞い上げてしまいます。
──床用ワイパーなどにウェットシートをつけるのは、どうなのでしょう?
荻野さん:濡れた雑巾で鏡や窓ガラスなどを拭くと、繊維がたくさん付いてしまいますよね。それと同じ現象で、ホコリに関しては濡れたもので拭くと、床にもホコリの繊維が残ってしまいます。
また、使い捨て型のドライシートの場合は、商品によって1枚でどれくらいの広さを掃除できるかの目安が書いてあることもあるので、一度確認してみましょう。ドライシートやモップの場合も、早く動かすとホコリが舞ってしまうため、ゆっくり拭くのがおすすめです。
──フローリングとカーペットで違いはありますか?
荻野さん:フローリングは部屋の角にホコリが溜まりやすいので、「人が歩かない場所」を重点的に。すみっこのホコリはそのまま定着する場合もありますが、窓からや扇風機などの風で簡単に舞ってしまったりします。
逆に、カーペットは上からの重みで汚れや食べかす等が押し込まれやすいので、「人が歩くところや出入り口」を重点的に掃除するのが良いでしょう。こちらは掃除機での掃除が必要です。
畳は定期的な掃除機がけがおすすめですが、それ以外の簡単な掃除なら、フローリングと同様、すみっこなどを重点的に、ドライモップやドライシートをかけるのが良いですね。
可能であれば、畳の目に沿ってかけましょう。畳が傷みにくく、編み目にブラシが入ることでホコリがとれやすくなります。
──布団のアレルゲン対策は、どうすればよいのでしょうか?


































