
【健康診断の疑問】会社の健康診断に行かなくてもいいですよね?[社労士が回答/働くママの労働問題]
働くママのお悩み解決 職場問題モヤモヤ相談室【連載】第22回 (2/2) 1ページ目に戻る
2026.06.19
社会保険労務士、行政書士:小西 道代
健康診断の受診は働く人の義務!
会社は、労働安全衛生法に基づいて年に1回、働く人に対して健康診断を実施することが義務付けられています。同法においては、働く人も受診を義務付けられているので、「忙しい」を理由に健康診断を拒否することはできません。
費用は会社が負担するので無料ですし、忙しいのであればなおさら、自分の健康状態を確認するためにも受診しましょう。
さて、健康診断は正社員だけではなく、パート・アルバイト・契約社員でも、次の条件を2つとも満たせば受診の対象者です。
正社員以外が健康診断を受診できる条件
① 1年以上の雇用契約を締結しているか、または雇用期間をまったく定めずに雇用契約されているか、あるいはすでに1年以上雇用された実績がある。
② 1週間あたりの労働時間数が、正社員の4分の3以上ある。
派遣の場合も上記の条件に当てはまると受診対象者になりますが、原則として派遣元である派遣会社が健診を行います。
ただし、派遣元と派遣先の連携によって、出向いている会社で健康診断が行われる場合があったり、有害物質を取り扱う「特殊健康診断」であれば派遣先が行います。いずれにせよ派遣元と派遣先の指示に従いましょう。
─働くママの声への回答─
健康診断の受診は働く人の義務。
自分の健康状態を確認するためにも、年に1回は受診しましょう。
【20代~】乳がん・子宮頸がん 女性特有の検診について
乳がんや子宮頸がんの検診は、会社が行う義務はなく、自治体が国(厚生労働省)の指針をもとに無料や低額で検診を実施しています。
国が推奨するがん検診の一部
●乳がん検診
対象者:40歳以上
受診間隔:2年に1回
●子宮頸がん検診
対象者:20歳以上
受診間隔:2年に1回
対象年齢や検診のタイミングから外れたときなどは、自己負担や高額の支払いになることがあります。検査をするのが恥ずかしいと思う方もいますが、検診は自分だけでなく、家族のためです。
女性専用フロアの設置や女性医師、女性検査技師が対応する施設もありますから、機会がきたら迷わずに検診を受けましょう。
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小西 道代
社会保険労務士法人トップアンドコア代表。行政書士法人グローアップ代表。All About労務管理ガイド。大学卒業後に日本マクドナルドに入社。多数の店舗運営を行い、幅広い年齢層の人々と一緒に働くことで労務管理・組織運営に興味を持つ。その後、法律事務所や社会保険労務士事務所に勤務。カフェ経営も経験し、労働者と経営者の両視点を養い、働く場には風通しのよい労働環境や組織づくり、ルールが重要だと痛感する。現在は正社員から派遣社員、アルバイト、経営者の広い視点を活かした労務相談を行っており、事案のアドバイスだけでなく解決へも導いている。 著書に『正社員で働く人のための労務問題のトリセツ』(つちや書店)がある。
社会保険労務士法人トップアンドコア代表。行政書士法人グローアップ代表。All About労務管理ガイド。大学卒業後に日本マクドナルドに入社。多数の店舗運営を行い、幅広い年齢層の人々と一緒に働くことで労務管理・組織運営に興味を持つ。その後、法律事務所や社会保険労務士事務所に勤務。カフェ経営も経験し、労働者と経営者の両視点を養い、働く場には風通しのよい労働環境や組織づくり、ルールが重要だと痛感する。現在は正社員から派遣社員、アルバイト、経営者の広い視点を活かした労務相談を行っており、事案のアドバイスだけでなく解決へも導いている。 著書に『正社員で働く人のための労務問題のトリセツ』(つちや書店)がある。