令和のお受験新常識は“ママ”でOK!
1994年にTBS系列で放送され、布施博さんと山口智子さんが出演した『スウィート・ホーム』というテレビドラマがありました。子どもたちの小学校受験をめぐるコメディー作品です。その印象が残っていた筆者は、「お受験=お父様、お母様呼び」という固定観念がありました。
「昔は“お父様・お母様”呼びが徹底されていました。でも、教育者の世代が変わり“パパ・ママ”呼びで育った先生も多いですから、今は“パパ・ママ”など、各家庭の呼び方で問題ないと考える試験官が増えています。
呼称の変化は他にもあります。昔は“ピンク”ではなく“ももいろ”と言っていましたが、今はわざわざ日本語に言い換える必要はなくなっています」(宮澤先生)
時代の流れとともに、家庭内での呼称は一般的なものであれば、面接で重要視されなくなりました。小学校受験の試験内容も個人能力から協働・非認知能力を問うものへ変化したように、今がどんな時代かを考えて対応していくことが大切です。
これが本当の小学校受験! ネットや口コミで広がる噂の真偽を解説!
ではここからは、お受験にまつわる噂の真偽について解説していきましょう。
名前を漢字で書く
× ただし、ひらがなは読めた方がいい
アニメやゲーム禁止
× ルールがあれば取り入れるのは可
親の学歴は必須
△ 父親の学歴が重視される場合がある
シングル家庭は受からない
△ 特に国立は重要視されない場合が多い
幼稚園出身じゃないとダメ
× 保育園出身という理由で不合格にはならない
早生まれは不利
△ 幼稚園受験と違い、考慮しない小学校が大半
試験で泣いたら落ちる
△ 泣いた理由とそのあとの気持ちの切り替え方が重要
園への出席日数が合否に左右
△ 受験校によっては提出が求められるので事前に確認
ペーパーに解答以外の印を書いてはいけない
× 消去法などを駆使するため印を書き込んでも構わない
ペーパーを1日100枚やる
○ 努力ができるようになった証として実施する家庭多数
ひらがなに関して、試験では記入が求められないので書ける必要はありませんが、「読めた方がいい」と宮澤先生は言います。
「小学校1年生で習うひらがなや漢字は試験に出ないのが暗黙の了解です。ですが、しりとりやものの名前などが試験で問われる場合があります。
たとえば、口頭質問で“ひまわり”の絵を見て、“上から2番目の文字はなんでしょう”という問題が出るとします。
でも、「ひまわり」という花の名前わかっても、上から2番目の「ま」を音で想像するのと、文字で認識できるのとでは、難易度が大きく変わります。
学校側も“ひらがなは読める”という暗黙の了解の元、試験問題を作成する場合があります。また、小学校にはひらがなを前提とした掲示物が多く見られます。そのため、入学後にひらがなを習得すれば良いという考えでは、試験突破は難しいでしょう」(宮澤先生)
続けて、「試験で泣いたら落ちる」という項目については、「ケンカや思い通りにならないからといった理由で泣いたら落ちると思います。ですが、転んでケガをしたなど、仕方がない場合もあります。泣いたあと、どう気持ちを立て直すのか、試験ではそこが見られます」と宮澤先生は解説します。
また、筆者の受験仲間内で「ゲームやアニメを禁止している」という家庭は皆無でした。子どもたちはゲームもアニメも、スマホも大好きです。各家庭独自に設定された“お約束”を守ることは、受験対策のひとつにつながります。
最後に、「ペーパー1日100枚」という項目について。多くの塾では、これをひとつの目標として掲げています。筆者の息子も夏休みにチャレンジしました。
1枚に1〜4問程度とはいえ、園児にとっては膨大な量の問題数です。経験からいって達成感が得られる、子どもの自信につながることは間違いないので、長期休み期間中に挑戦することをおすすめします。

































