受験に強いのは「努力できる子」!
小学校受験に“強い子”はどういう子どもなのでしょうか。
「“頑張れる子”は受験に強いといえます。人の指示を聞けたり、自己主張ができたり、性格が違う子どもの中で合格している子に共通している点を挙げるなら、“努力をして自分を変えた経験”があるかどうかです」(宮澤先生)
「女の子は、指示されたことに納得ができると自然と頑張れます。ただ、最初の伸び率が高いのですが、途中で伸び悩んでしまうというのが女の子に多い特徴です。
一方で男の子は、大袈裟といっていいほど褒めて持ち上げると、疑問を持たずに頑張って続けることができます。ただし、“やめなさい”と言っても止まらなかったり、暴走や脱線したりしやすいところがあるので注意しましょう」(宮澤先生)
子ども自身の経験が試験での“対応力”に直結する
小学校受験特有の試験科目「行動観察」では、同じ試験会場にいる子どもたち次第で状況が大きく左右されます。
すごく乱暴な子がいたときにどう対応するか、泣いている子へどう声をかけるのかなど、正解がひとつではないために、子どもの頑張りや事前準備だけでは乗り切れない設計になっています。
「その場に応じた対応力は確かに大事です。ただし、対応力を養うには、本人に経験をさせる必要があります。
たとえば、泣いているお友だちに声をかけられる子は、自分が泣いていたときに声をかけられたことがある子ですし、お友だちを誘える子は誘われた経験がある子です。
どうしても我が子が周囲に声をかけられない場合は、手のひらを上に向けて相手に差し出すことを教えてみましょう。そうすると、差し出された子どもの何割かは、その手の上に自分の手を重ねてきます。それが成功した場合のみ、手をつないで誘えば良いのです。
声をかけるというファーストステップが苦手でも、手を差し出すだけならばハードルは低くなります。
公園でも遊び場でも、知らないお友だちに実践し成功すれば、それがその子にとっての経験値になる。こういう体験の積み重ねが、対応力へと変換されるのです」(宮澤先生)
知らない子どもたちが集まる中でどういう行動を取るのか、それは日々の経験の積み重ねです。どんな小さなことでも、成功も失敗も、さまざまな体験をしておくことは、受験だけでなくそのあとの成長にも欠かせません。

































