──みなさんは思い出したくないほどのつらい経験をしたことはありますか?──
思い出したくないほどではなくとも、心の中に引っ掛かり続ける経験は誰にでもあるでしょう。そして、つらい経験をしたとき、人は無意識に、あるいは意識的にその状況を避けようとします。
この記事では、どこか息苦しさを感じたことがある方へ、少しのエールを与えてくれる一冊をご紹介。
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「人と違うこと」を認める難しさ
中学校という閉じられた空間で、「人と違う部分」を持つことは『悪』。
過去のトラウマからそんなふうに思い、自分の好きなものがホラー映画であるということを隠してしまう主人公のひより。
由木と出会って、悩みながらも自分がどうありたいかに向き合って成長していく姿に、思わず自分を重ねながら読んでしまいます。
『放課後死体クラブ(仮題)』
作:ひなたきな
第66回(2025年度)講談社児童文学新人賞受賞作
〈あらすじ〉過去のトラウマから本音を隠して過ごすひよりは、周囲を気にせず堂々と振る舞うクラスメイトの由木(ゆき)に惹かれていく。二人は、共通の趣味であるホラー映画を通じて意気投合。ひよりの過去を知る由木から「死体」の演技指導を頼まれたことで、二人は「放課後死体クラブ」を結成。異なる傷を抱える二人が、支え合いながら唯一無二の絆を築いていく物語。
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