
昔の果物の実が近くで見られる!? 行楽シーズンの秋、「果樹古品種園」がある「皇居東御苑」に行ってみよう!
食育えほん『こんなにかわった! やさいくだもの むかし・いま』をひもとく (2/7) 1ページ目に戻る
2026.10.07
ライター:高木 香織
上皇陛下のご意思で皇居に古い果物の果樹園が誕生
まずは、お目当ての昔からの果物がみられる果樹園に行ってみましょう。
「食用の植物は、より美味なものやより生産性の高いものが栽培されるようになると、古い品種はすたれてしまい、一般には見ることができなくなってしまう。江戸城の跡である皇居東御苑に江戸時代の品種である果樹を植えれば、訪れる人々にとっても興味深いだろう」
という上皇陛下のお考えを受けて、江戸時代には本丸があったあたりに、果樹の古品種を栽培する果樹園が整備されました。2008年4月、上皇陛下と美智子さまは、古品種の苗をご自身の手で植えられたのです。
食育えほん『こんなにかわった! やさいくだもの むかし・いま』の監修をしている(国研)農業・食品産業技術総合研究機構の果樹研究所に保存されていて、苗が入手可能な品種からいくつかが選ばれて植えられました。
上皇陛下と美智子さまが植えられた古い品種の果樹は、すくすくと育ち、たくさんの実をつけています。これらは一般の人たちもすぐそばに行って見ることができます。
季節によって、それぞれの実がだんだん大きくなっていく様子を見るのは楽しいものです。その一部を見てみましょう。
皇居東御苑の果樹古品種園で見られる果物
皇居東御苑にある果樹古品種園の果樹をご紹介します。
【和リンゴ】
大昔に中国からやってきました。江戸時代には中部以北で果樹として栽培されていましたが、西洋リンゴが入ってきたために、あっという間にすたれてしまいました。
そのためか、今残っている系統で品種名のついているものはなく、由来したとされる地域名を系統の名としているものが多いのです。
『こんなにかわった! やさいくだもの むかし・いま』より
●加賀藩在来(カガハンザイライ)
加賀地方で、「加賀リンゴ」という名前で栽培されていました。
和リンゴ「加賀藩在来」(2023年6月20日撮影)
































