
【不登校・学校に行きたくない】子どもに「お仕事マンガ」を読んでもらいたい「本当の理由」 先輩パパが実践
出版ジャーナリスト・飯田一史この本おススメ! 第15回 「本にかかわるお仕事漫画」 (4/4) 1ページ目に戻る
2026.10.11
出版ジャーナリスト:飯田 一史
不登校の子にお仕事マンガを読んでもらいたい本当の理由
今回は不登校の子向けに本に関係する仕事を描いたマンガを紹介しました。これには冒頭に述べた「本や勉強に興味を持ってほしい」という以外の理由もあります。
個々人の年齢や発達、読書レベルにもよるのですが、小学校高学年~中学生くらいになってくると、それまで読んでいた学習マンガ、キャリア教育的な内容を含む学研の「ひみつ」シリーズなどを「子どもっぽい」と感じ始め、だんだん受け付けなくなっていきます。
でも、大人としては社会のことや自分の将来のことも考えてほしいですよね。漠然とでも「こういう仕事、おもしろそう」「こういう業界で働いてみたい」という興味や目標、方向性を持ってくれたほうが、「それならこういう進路を選ばないと」と定まり、進路が定まればそれに向けて自発的に勉強したり、活動したりするようになりやすい。
ただ真正面から進路や将来に関する話を振ったり、そういう本を渡したりしても、やはり親と子どもでは目線も考えも違いますから、そもそも反応がにぶかったり、摩擦が起きたり、双方が不安に駆られたりしやすい。
シリアスになりすぎずに読書を通じて「こんな仕事があるんだな」とか「働くってこういうことなのかな」と知ったり感じたり、登場人物たちの姿から触発されたりするには、お仕事マンガはちょうどいい距離感にあると思います。
小学生向けの学習マンガほどきれいごとの世界ではなく、進路選びのための本や大人向けのお仕事小説ほどは重たくない(読むためのハードルが低い)。
まあ、そんなことを考えてくれなくても、学校に行きたくないとか、人間関係がつらいということから、ひととき忘れて没入してくれるだけでも、十分に価値はあるのですが。
「子どもが学校に行かない/行けない」と、子どもも大変だったり、しんどかったりしますし、保護者の側もそうなりやすいです。本にも頼って、お互いなんとか、一日一日を乗り切っていきましょう。
文/飯田一史
“フリースクール探し”で最初に読む本、登場!

【関連書籍】


































飯田 一史
青森県むつ市生まれ。中央大学法学部法律学科卒。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。 出版社にてカルチャー誌や小説の編集に携わったのち、独立。国内外の出版産業、読書、子どもの本、マンガ、ウェブカルチャー等について取材、調査、執筆している。 JPIC読書アドバイザー養成講座講師。 電子出版制作・流通協議会 「電流協アワード」選考委員。インプレス総研『電子書籍ビジネス調査報告書』共著者。 主な著書に 『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』 『「若者の読書離れ」というウソ』 (平凡社)『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』(星海社)『ウェブ小説30年史』(講談社)ほか。 ichiiida.theletter.jp
青森県むつ市生まれ。中央大学法学部法律学科卒。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。 出版社にてカルチャー誌や小説の編集に携わったのち、独立。国内外の出版産業、読書、子どもの本、マンガ、ウェブカルチャー等について取材、調査、執筆している。 JPIC読書アドバイザー養成講座講師。 電子出版制作・流通協議会 「電流協アワード」選考委員。インプレス総研『電子書籍ビジネス調査報告書』共著者。 主な著書に 『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』 『「若者の読書離れ」というウソ』 (平凡社)『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』(星海社)『ウェブ小説30年史』(講談社)ほか。 ichiiida.theletter.jp