梶裕貴がXで歓喜! 『NO.6』続編がいよいよ発売 梶が父親になって共感したまさかの「登場人物」にあさのあつこが驚愕

作家・あさのあつこ×声優・梶裕貴 『NO.6[ナンバーシックス]再会#1』刊行記念スペシャル対談 前編

ライター:山口 真央

あさの「現役高校生に『自分の世界とリンクする』と言われて嬉しかった」

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:前シリーズがスタートしたのは2003年でしたが、それからSNSが発達して、コロナ禍もあって、世界中で戦争まではじまって……。大勢に流されずに自身の頭で考えることが、より大切な時代になったと感じているのですが、前シリーズの『NO.6』はそんな未来を予感していたかのような内容でした。

あさの:先日、ある高校に呼ばれて生徒さんとお話ししたとき、何人かが「『NO.6』は自分のリアルな世界とリンクする」と話してくれました。紫苑の叫びや生き方が、自分自身と重なるそうです。

:すごい。前シリーズが描かれたころにはまだ赤ちゃんだった世代が、『NO.6』を読んでそう感じているということですよね。

あさの:そうなんです。社会のリアルも、自分個人のリアルも、紫苑が自分の傍らにいて、引き受けてくれるような気がすると教えてくれました。

:時代を超えて読者の心を摑むのは、小説や漫画、アニメなど、エンターテイメントの素晴らしさですよね。そして、こうして再び、あさの先生が『NO.6[ナンバーシックス]再会』を描いてくださったことで、多くの人たちが、この物語に触れてくれる訳ですから。14年の時間があいたことさえ、意味があることのように感じてきました。

あさの:ありがとうございます。梶さんにそう言っていただけて、物語を温めてきてよかったと思います。

梶裕貴が共感した『NO.6』の意外な登場人物とは?

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