料理家・栗原友「乳がんになった私が4歳の娘にした病気の伝え方と生き方」

料理家で乳がん闘病経験者・栗原友さんの子育て&食育論#1「娘と私の闘病記」

料理家:栗原 友

2019年から乳がんの治療を始め、2020年にはがん予防のため卵巣と卵管を摘出。2021年現在は治療も終えて、仕事も育児もフル活動中。
写真:菅沢健治

料理家のクリトモこと栗原友さんは、母に栗原はるみさん、弟に栗原心平さんを持つ料理家一家。現在は、夫と鮮魚店「クリトモ商店」を営みながら、料理家・経営者として精力的に活躍されています。

クリトモさんは2019年に5月に左胸に乳がんが発覚し、予防も兼ねて両乳房の全摘手術を行いました。当時、4歳の一人娘がいた友さんは、がんとどう向き合い、幼い娘に病気のことをどう伝え、どうケアをしたのでしょうか。当時を振り返っていただきました。(全3回の1回目)

がんの宣告を受け「ああ、来たか」と思った

乳がんが発覚したのは、2019年5月。海でボディオイルを塗っていたら左胸にゴリッとしたしこりのようなものを感じ、病院へ。悪い予感は当たり、乳がんと診断されました。

次のページへ 2回目の胸の再建手術とともに卵巣と卵管を摘出
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