• #1
  • #最新

子どもの「アレルギー対策」は寝室から! 時短掃除術でホコリを効率よく減らす[専門家が監修]

家の環境とアレルギー #2 ダスキン開発研究所に聞く【効率重視の掃除法】 (3/3) 1ページ目に戻る

御厨さん:布団は、部屋干しでもいいので毎日干すのがおすすめです。ダニを減らすには、ダニが成長しづらい湿度を下げた環境を作ることが必要。室内用の布団干しスタンドがなければ、危なくない椅子に干したり、立てかけたりするだけでも違います。

また、防ダニシーツは、繊維の網目が細かく、布団のダニアレルゲンが出づらくなっているためおすすめです。繊維くず自体も減らす効果が期待できます。

我が家では、四隅にゴムの付いた敷きパッドを防ダニシーツの上に付けています。そうすると、敷きパッドだけ洗い替えができるので便利ですよ。このほか、布団クリーナーや掃除機に布団用ヘッドを付けて掃除することも効果があります。

──このほかに、アレルゲンが発生しやすい場所はありますか?

荻野さん:エアコンはカビが発生しやすい場所です。20~30度の気温で湿度が高いと、エアコン内部の送風ファンや熱交換器などにカビが生えてしまう。

掃除機能付きのエアコンでも、そこまで掃除できないものがほとんどです。カビ臭いなどの状況があれば、プロの専門業者に洗ってもらったほうが良いでしょう。

──掃除が難しい場所については、プロにお願いするのもひとつですね。最後に、子育てと掃除をうまく両立させる秘訣を教えてください。

御厨さん:小さいお子さんがいると心配になるかもしれませんが、完璧にキレイな状態を目指すのはなかなか難しいと思います。毎日の隙間時間や、“ながら時間”の掃除で、習慣化していくのがポイントだと感じています。

私の場合は、家でモップをかけていると、子どもが興味を持って触りたがったりするので、一緒に過ごすよい時間にもなっています。それぞれのご家庭の事情に合わせて、プロにお願いできる場合はまかせて、自分ができる無理のない範囲でやっていくのが大切だと思います。

荻野さん:そうですね。自分を追い込むほど掃除しているようなお話を聞くこともありますが、自分がやれる範囲で掃除するのが長く続けるコツ。掃除時間が3分や5分であってもいいので、好きな曲を聴きながら掃除するのも良いですね。

◇   ◇   ◇

子どもにアレルギー症状があると特に、家のホコリが気になる保護者も多いと思います。ただ、寝返りを打つだけでアレルゲンを含むホコリが舞っているとなると、ホコリを完全になくすのは至難の業です。

自分ができる範囲で、日常的に、気軽に掃除ができる工夫をしていくことが大切なのだと、ダスキン・開発研究所のお二人の話を聞いてわかりました。

ポイントは以下です。

・アレルギー対策の掃除は、手薄になりがちな寝室が重要

・防ダニシーツはダニアレルゲンや、繊維くずのホコリが出てくるのを抑えてくれる

・フローリングや畳は、角やすみっこを重点的に

・カーペットは人がよくいる場所を重点的に掃除する


自分が楽にできそうな方法を考えながら習慣的に取り入れて、快適な日々を過ごしていきたいですね。

第3回は、「食物アレルギー発症後の保護者のストレス」や「クルミアレルギー克服を目指す新“超微量”治療」について。第1回でお話を聞いた、国立成育医療研究センターの医師、山本貴和子先生に再び伺います。

取材・文/原田美咲

●取材協力/株式会社ダスキン

全3回の2回目
1回目を読む
3回目を読む※2026年8月28日公開

この記事の画像をもっと見る(全5枚)

前へ

3/3

次へ

22 件
原田 美咲
はらだ みさき

原田 美咲

Misaki Harada
フリーライター

地域情報紙の記者を経て、2025 年からフリーライターに。これまでは地域の取り組みや活躍する子どもたち、選手への取材・インタビュー等を中心に、広いテーマで執筆。趣味は段ボール工作。

地域情報紙の記者を経て、2025 年からフリーライターに。これまでは地域の取り組みや活躍する子どもたち、選手への取材・インタビュー等を中心に、広いテーマで執筆。趣味は段ボール工作。