妻の家事負担は夫の10倍という現実…俺だって働いていると主張する夫を黙らせた「ある数字」

コクリコサポートエディターズ:紫木 かなえ

写真:Adobe Stock
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6歳の子どもを育てるエニママライターの紫木かなえです。

我が家は子どもを9時から17時まで保育園に預け、共働きをしています。

今回は、長年抱えてきた家事負担の偏りに対するモヤモヤを解消する第一歩となった出来事をお話しします。

結婚7年目、夫が内緒で自分のためのアクセサリーを購入していることが発覚しました。金額は約4万円。

夫にしてみれば「自分の小遣いの範囲内」のつもりだったようですが、妻である私のほうは割り切れる話ではありませんでした。

「今月も家計がカツカツなのに」

夫に購入履歴の画面を突きつけて激昂しながら、ふと気づきました。私がこんなに腹を立てているのは、4万円という金額のせいだけではありません。もっと長く、もっと深く積もってきた「なぜ私ばかりが我慢しているのか」という理不尽さへのイライラが、そこで一気に噴き出したのだと感じました。

夫が購入していたアクセサリー。「これは何のための出費? ないと命に関わる?」当時の私にはまだ、戦闘モードで問い詰めるしか術がありませんでした。

「固定費は夫、生活費は私」ざっくり家計管理のひずみ

現在の家計の管理方法を取り入れたのは、結婚前の同棲開始時。夫が家賃や光熱費などの「固定費」を口座引き落としで支払い、私が食費や日用品などの「生活費」をその都度負担するスタイルです。当時はお互いにフルタイム勤務で収入も同等だったため、これでなんとなく「負担は半々くらいだろう」と思い込んでいました。

ところが息子を出産して、私の働き方の変化とともに、家計の状況はじわじわと変わったのです。私の収入はフルタイム時代の3分の1程度に下がったのに、担当する生活費の支出は増える一方。食費、日用品、子どものならいごと代、給食代……気がつけば、月の手取りのほとんどが家族の生活費として消えていきました。気がつけば、個人の貯金にまで手を出さなければならない月もあるほどです。

それでも「しょうがない」と思っていました。夫は朝が早く帰りも遅いため、「家のことは私がやるほうが楽」と家事のほとんどを担当し、暗黙の了解として子どもの急病時に休むのは私でした。

収入が3分の1になっているのに、生活費の負担も、家事の負担も増えています。「なんかむかつく」という感覚はずっとあったけれど、何が問題なのかを言語化できずにいました。

そんな中で起きた「アクセサリー事件」だったのです。

名もなき家事をアプリで時給換算! 妻が抱える見えない負担を数値化

個人的に一番イラっとする名もなき家事、片方だけ裏返しになったズボンを干すこと。

大げんかのあと、夫婦の間にしばらくぎこちない空気が続きました。しかし、責め合っていても何も変わらない……。そう気づいたとき、私がとった行動は「負担を書き出すこと」でした。

まず試したのが、家事の「時間コスト」を数値にする方法です。「ペアワーク」という家事分担管理アプリに、日々こなしている家事と所要時間を登録しました。料理、洗濯、掃除といったいわゆる「ザ・家事」だけでなく、保育園の連絡帳記入、子どもの爪切り、ならいごとの振り替え調整、シャンプーの補充、衣替え……いわゆる「名もなき家事」も含めて、ひとつひとつ書き出しました。

1ヵ月後、アプリが弾き出した数字に、自分自身でも驚愕したのです。

家事を時給換算したら……? 数字が証明した格差

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