
花粉・天気の心配や布団を運ぶ重労働から解放
パワフルな温風で湿気を取るふとん乾燥機は、忙しい子育て世代にとって、たくさんのメリットがあると、田中さんは話します。
「まず、ふとん干しのタイミングが、天候やその日の予定に左右されないのが最大のメリットです。
梅雨や寒すぎる冬の時期、晴天でも花粉やPM2.5が気になる日は外に干せませんが、室内で使うふとん乾燥機であれば、毎日ふとんの湿気を取ることができます。予想外のゲリラ豪雨も心配ありません。
また、外干しの場合、日が落ちる前に取り込むため帰宅時間も重要ですが、ふとん乾燥機ならばそれもクリア。
重いふとんをベランダまで運ぶという重労働からも解放されますし、寝汗が気になった日や、おねしょをしてしまったときも、効率的に乾かすことができます。日々1分1秒を争う子育てママパパにとって、なくてはならない家電だと思います」(田中さん・以下同)
さらには、ダニ対策にも有効です。
「ダニは温度20~30℃以上、湿度60~80%の高温多湿になるとものすごいスピードで増えるので、できるだけこまめに湿気を取り、乾燥させておくことが大切。
日常的にふとん乾燥機で乾燥させつつも、気になるときは搭載されている高温のダニモードを使うことで、ダニの活動を抑制したり、死滅させることができます」
また、寝る直前に5~10分であたためれば、フカフカの布団で気持ちよく入眠も。実は1台でいろいろな使い方ができるスグレモノなのです。
靴や薄手の衣類なども乾かせる
もうひとつ、子育て世代が注目すべきは、靴などの乾燥もできること。
「機種によっては靴を乾かすためのアタッチメントがあり、濡れた靴を乾かすのに活躍します。雨などで濡れた靴は放置しておくと雑菌が湧いて悪臭が発生しやすくなるので、できるだけ早く乾かしたいものです。
部分的に濡れた靴だけでなく、丸洗いした運動靴や上履きも短時間で乾かせるので、重宝しますよ」
Tシャツなど薄手の衣類、スタイや布マスクなどの小物類も乾燥できます。ちなみに筆者は、布マスク6枚ほどを洗濯後に、ふとん乾燥機の「衣類乾燥」コースへ。30分余りで9割以上乾くので、花粉の飛散時期には大活躍しています。

ふとん乾燥機の選び方は目的で変わる
ではどんなふとん乾燥機を選べばよいのか? 田中さんはどう使いたいかの目的によって変わってくると話します。
「たとえば毎日手軽に使いたい場合は、軽くてコンパクトなものがおすすめ。ベッドサイドに置いても邪魔にならないスリムタイプもいいですね。
ダニ対策を徹底したいなら、ダニモードの機能に注目しましょう。高温なものは、短時間でダニを死滅できるので、温度もチェックして。50℃以上が目安ですが、より高い方が効率的です。
なおダニ対策をした後のダニの死骸は、アレルゲンになるので、ふとん掃除機や掃除機の『ふとん用アタッチメント』を使ってしっかり取り除きましょう」
では、靴も乾かせるふとん乾燥機のおすすめは? ダニ対策に強いものから、ホースなしでより手軽に使えるもの、軽量コンパクトなものまで3品を挙げていただきました。いずれも、軽量コンパクトタイプで手軽に使える逸品です。