

「育児用品のお下がり」をもらったことのあるパパママは多いのではないでしょうか。
近年SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」が浸透してきたこともあり、リサイクルやリユースに注目が集まっています。個人間取引アプリの台頭により、気軽にリサイクル品を売買できるようになったのも意識の変化の理由のひとつです。
環境省の調査によると、ベビー・子ども用品の市場規模は推計で約181億円。ほかの品目のリユースと比べて、知り合いに譲る「お下がり」が多いのが特徴とされています。今回のコクリコラボはそんな育児用品のお下がりの実態に迫ります。
アンケート概況:コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2025年6月2日~13日インターネット上で実施。有効回答数は137件。
お下がりをもらった経験のあるパパママは95.6%

子育て中のパパママに、育児用品や子ども服のお下がりをもらった経験があるか聞いたところ、95.6%が「はい」と回答しました。ほとんどの方が、お下がりをもらった経験があることがわかります。
もらったお下がり品について聞いたところ、ベビー服や子ども服、レイングッズ、靴類などの衣類がもっとも多く、おもちゃや絵本、チャイルドシートやベビーカー、抱っこ紐、おむつなどが挙げられました。
「顔見知りがイイ派」「イヤ派」に二分
「育児用品や子ども服のリサイクルやリユースに関してどう考えていますか?」という設問には好意的な意見が多く寄せられました。
乳幼児の衣類は着る期間が短いので、状態のよいものをリユースすることに抵抗はないです。
どんどん活用したいと思います。特に学童品。学校によっては算数セットなども学校内で使い回すところもあるらしく、羨ましいです。
季節のもののスノーウェアはメルカリで安く購入できて嬉しいです。ワンシーズンに1回しか使わないで、大きくなってしまうので助かります。また安くメルカリに出そうと思います。
衣類は下着や衛生用品以外なら可、きれいな状態のものは歓迎、などの意見が多かったです。また使用期間の限られる学用品や季節品はお下がりを活用するママが多数。SDGsやサステナビリティを理由に挙げている人もたくさんいました。
また、お下がりはもらうほうも、あげるほうも、顔見知りがイイ派と顔見知りはイヤ派に二分。価値観の違いが顕著に出る結果となりました。
知っている人からのお下がりや、リサイクルショップで購入するのは気にならないが、メルカリなどでネットで個人相手に購入するのは相手がどんな人かわからないから購入しない。
よほどの関係性がない限り、直接お下がりするよりもフリマアプリやセカンドハンドショップに売ったほうが後腐れがなくていい気がする