【アフターコロナ】幼稚園・保育園&小学校が「デジタル化」「PTA縮小」 ママたちのリアルな実感

デジタル化、PTA、衛生意識 アフターコロナでママが感じた嬉しい変化

コクリコラボ

写真:アフロ
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「アフターコロナ初年度」となった2023年度、幼稚園や保育園・学校にどんな変化が起きたかを調査し、その調査結果を前回記事でお伝えしました。今回はコロナを経験したことによる、ポジティブな変化や影響を調査します。約3年間に及ぶコロナ禍では、ニューノーマルという言葉が生まれ、社会的にさまざまな変化が起こりました。そのなかから特にポジティブな側面に光を当ててご紹介します

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コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2023年12月8日~12月22日インターネット上で実施。有効回答数は115件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
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コロナ禍がもたらした「デジタル推進」はママに歓迎されている

コクリコラボアンケート

まずは子育て中のママに「コロナを経験したことで園や学校生活に起きたよい変化やよい影響などはありましたか」という質問をぶつけてみました。

その結果、1位は「欠席連絡や配布物がデジタル化された」、3位は「オンライン学習やタブレット学習などICTが推進された」でした。どちらもコロナ禍の約3年間で一気にデジタル化が推進されたことに関するもので、ママは歓迎ムードのようです。ちなみに2位は「子どもの衛生意識が高まった」となりました。

アフターコロナどんなふうに変わった?

コクリコラボではママたちに「コロナ禍を経て園や学校にもたらされた『ポジティブな変化』について、エピソードや思いなどを教えてください」というアンケートを実施。さまざまなエピソードが寄せられました。

◆デジタル化が推進された

・オンライン授業です。休ませるべきか悩むレベルの軽い体調不良のときに活用すれば、授業の遅れも気にせずに済み、体調が悪化したときにはすぐに休むことができて、とても良いと思いました。

緊急事態宣言の期間以外でも、コロナ禍の3年間では感染者増加による学級閉鎖や休園、休校が何度もありましたよね。コロナ禍を機にオンライン授業が導入され、アフターコロナの現在もうまく利用している学校があるようです。

・オンライン化が進み、紙の配布物が減った。

オンライン連絡によるペーパーレス化でゴミが減ったというリアルな声もありました。

・幼稚園の大量に配布されていた手紙が、ようやく最近アプリの導入でデジタル化されてスマホでいつでもどこにいても確認できるようになりとても便利になった。

献立表をチェックしたり、学用品のサイズ指定を確かめたり。外出先でもスマホ1台あれば手紙が見られるのは本当に画期的です。度重なる休園や休校で、園や学校もデジタル化を急がざるを得なかったということでしょう。

・欠席は登校班メンバーに連絡帳を渡す方式だったが、アプリ連絡に変わった。

ポジティブな変化で多かった声が「欠席連絡のデジタル化」でした。高熱や嘔吐に苦しむ子どもを家に置いて、連絡帳を渡すためだけにママが登校班の集合場所に行くような生活が一変。「布団の中でもアプリで欠席連絡ができるなんて素晴らしいと思います」という声に共感しないママなどいるのでしょうか。

◆子どもの衛生意識が高まった

コロナ禍に限らず、子育て中はウイルスや菌との戦いです。でも子どもに理解してもらうのは至難の業でした。世界中がウイルス対策をしていたコロナ禍の3年間は、人類史上類を見ないほどみんなの衛生意識が高まった時期かもしれません。

・衛生意識が高まったため、普段から手洗いうがいを嫌がることなくするようになりました。

・咳エチケットや手洗いうがいなど2歳ごろには完璧にできるようになっていた。


コロナ禍以前と比べて、手洗いやうがいの習慣が当たり前になりましたね。2歳で完璧にできるとは驚きです。

・風邪のときは、マスクをしていくなどの最低限のマナーがなんとなく残っている。まったく気をつけてなかったコロナ前よりはいいと思う。水筒持参の習慣もコロナ後の今も残っている。好きなときに水分補給ができるので、いいように思う。

衛生意識の高まりによって、マスクや水分補給などのよい習慣が残っている点を挙げてくれたママもいました。

・「多少の体調不良なら無理してでも登校するべき」といった風潮がなくなった。

無理をせずに休むという当たり前のことがようやく浸透し始めたようです。

◆保護者の負担が減った

PTAや行事など、今まで保護者の負担が大きくてもなかなか変わらなかったことが、コロナ禍を経て大きく変わったという声も聞かれました。

・コロナをきっかけに初めてPTA活動の意識調査が実施された。「不要」との意見が9割を超えて、活動が大幅縮小された。

・PTAの集まりは、学校の会議室の使用制限などによりオンラインで開催するようになった。仕事量が減り、保護者の負担が減った。


コロナ禍前は学校に集まるのが当たり前だったPTA活動。コロナ禍を経て、オンライン開催が当たり前になったことで、小さなきょうだいがいたり、夜の開催だったりしても負担が少なかったという声が多数寄せられました。

・運動会が午前中で終わるようになって、子どもたちも親も体力的に助かった。

行事の負担が軽減したという声もありました。ただ運動会についてはお弁当がなくなり午前開催になったことを歓迎する声と、お弁当ありで再開したことを歓迎する声とがまっぷたつ。価値観の違いを痛感しました。

コロナ禍は園や学校が変わるきっかけにもなった

コロナ禍がもたらしたポジティブな影響として、ママたちがもっとも歓迎しているのは「デジタル化の推進」でした。欠席連絡や配布物の管理が楽になっただけでなく、オンライン授業が実施されていれば、授業の遅れのために子どもの体調を犠牲にせず安心して欠席することができます。またデジタル化の推進にくわえて、「多少の体調不良なら登校するべき」といった悪しき慣習が見直されたのもよい傾向なのではないでしょうか。

次回の記事では、逆にコロナ禍がもたらしたネガティブな影響について、さまざまな角度から紹介します。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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