
〈夏休み事件簿〉「AIが言ったから本当」クラス中が息子を“ウソつき“扱いした日【後編】
2026.08.10
11歳の男の子を子育て中のママ(38歳)です。
夏休みの自由研究に、大好きな昆虫の生態をまとめた観察ノートを提出した息子。先生はその出来栄えに目を見張り「クラス代表として提出したい」と大絶賛してくれました。
ところが、その様子を見た仲良しのAくんが「それ、AIで作ったんじゃね?」と声をあげたのです。ただの軽いノリだったのかもしれませんが、そのAくんのひとことがきっかけで、息子の自由研究は「AIが作ったもの」として、クラスメイトから疑われる事態に発展してしまいました。(前編を読む)
※本記事はママの実体験を取材し、プライバシーに配慮して構成したものです。
無残に破かれた自由研究ノート
翌日の朝、息子は重い足取りで登校していきました。学校での作品展示に向けて、渋々息子も準備を始めたようですが、クラスメイトの視線は冷ややかでした。
「AIで作ったんだろ?」「自分でやってないのになんでクラス代表なの?」そんな声がどこからともなく聞こえてきます。いたたまれなくなった息子は、突然、展示机の上の自由研究ノートを摑みました。そして、黙ってノートのページを破り始めたのです。
息子の突然の行動にクラスメイトたちもびっくり。それまでコソコソと噂話をしていた子たちも「やばい……」という雰囲気で息子の様子を見ていたといいます。
先生が慌てて駆け寄り、息子の手を止めました。少し離れた場所でその様子を見ていたAくんも、息子のただならぬ姿に、ようやく事の重大さを感じたようです。
あとで先生がAくんに事情を聞くと、「自分はAIにちょっと聞いてみただけのつもり」だったと語りました。それがまさか、友だちの心をここまでズタズタにしてしまうなんて想像すらしていなかったというのです。
でもAくんが反省したところで、息子が頑張って作ったノートも、息子の傷ついた心も元には戻りません。
▶今年の自由研究の前に
すべての漢字にふりがなつき 『エジソン (新装版)』

































