低学年までの習い事は“ママ塾”!息子を医者にしたシンママの勉強法
息子2人を第1志望校に合格させたシングルマザー・藤田敦子の親子円満&スーパーポジティブ子育て#4
2022.02.07
著者:藤田 敦子
2人の息子を京都府立医科大学医学部医学科(京都市上京区)に現役合格させたシンママ(シングルマザー)の藤田敦子さん。長男は現在(2022年)、医師となり、次男は医学部生です。
藤田さんさんは息子たちが幼い頃から「家族仲良し」を大切に、子どもが自ら勉強好きになる子育てをしてきたと言います。
その経験をいかし、現在は、オリジナル子育て術をSNS等で発信するほか、セミナーやレッスンを開催。最新刊『母親が変わればうまくいく 第一志望校に合格させた母親がやっている子育て39』(講談社刊)では、39もの子育てメソッドをまとめました。
幼児期から親が悩みがちなのが「子どもの習い事」ですが、藤田さんが「小学校低学年までに是非やってほしい」と言うのが、家で親が教える「ママ塾」(※パパの場合は「パパ塾」と置き換えましょう)です。
「ママ塾」は、【効果的かつ合理的】、さらに子ども【自己肯定感】も高まり、たくさんの習い事をするより、大きなメリットがあると言います。藤田さんも我が子たちに取り入れたという「ママ塾」について、最新刊から再構成してお教えします
また、記事最後には、藤田さんのオンラインセミナーを「コクリコ」限定公開。
さらに藤田さんオリジナルの子育て術「ぺたほめ」のテーマソング『魔法のぺたほめ』を著者本人自らが歌って踊る動画もサービス公開します。 どちらも必見です!
「ママ塾」では自己肯定感が高まり勉強好きになる
小学生までに何を習わせるべきか、という質問をよく受けます。
「勉強のため幼児教室?」「算数に強くなるにはそろばん?」「体力をつけるために体操や水泳?」「絶対音感を身につけさせたいからピアノ? バイオリン?」「英語は習得させたい」「プログラミングも気になる!」。
多数の習い事をさせたいけど高額にもなるし、とはいえフルタイムで働いているから自分で教える時間もない……等々、さまざまな声を聞きます。
我が家の場合、長男は幼稚園年中から英会話、次男は年長の夏から水泳と年長の終わりの3月からそろばんだけ。長男は小学1年生からそろばんと水泳を始めましたが、それを言うとみなさんに驚かれます。
なぜなら、そろばんは長男、次男とも、京都の小学校3年の部で優勝し、長男4年生で初段、次男3年生で4段。水泳は6年生のときに長男が京都市水泳大会で4位、次男は6位になれたからです。
私、よくばりだからなんでもできるようになってほしかったし、いろんなことをさせたかったんです。それも効率よく効果的に。それらをすべて習い事でまかなおうとすると、莫大なお金も時間もかかるし、送迎の負担など考えると現実的に不可能。
そこで思いついたのが、「そうだ! 私が教えたらいいんだ」ということ。できることだけでもいいじゃない。こうして私が家で教える、「ママ塾」を始めることにしました。
「ママ塾」には、大きな目標も掲げました。
親子の絆をもっと深めよう
がんばればなんだってできる心を育てよう
学びは楽しいとインプットさせよう
小さいうちにこれらをインプットしておくことで、一生ものの「学びは楽しい」を手に入れてもらおうと思ったのです。小学校までに、「がんばればなんだってできる」と思える自己肯定感の高い子どもにするのも目標でした。