中学受験「塾に丸投げはダメ」 息子が医学部合格のママが明かす!

息子2人を第1志望校に合格させたシングルマザー・藤田敦子の親子円満&スーパーポジティブ子育て#3

著者:藤田 敦子

塾とは綿密な連絡を取りつつ子どもをほめよう

塾によって質問は後日のみと決まっていたり、保護者からの質問は受けつけないルールなどもあるようです。

私の場合は母子家庭。働きながら塾に行かせなければならなかったため、至れり尽くせりしてくださる塾がよかったです。

電話だけでなく、頻繁に先生と会うようにもしました。平日は仕事で無理ですが、土曜の塾の日はできるだけ先生とお話ししに行く。こういった細かいコミュニケーションをはかると塾と円満になれ、子どもにもプラスになります。

最初の1年間で塾の楽しさをインプットさせると同時に、「ほめる」も常に忘れてはいけません。「学校へ通うだけでも疲れるのに、塾まで行ってえらいわ」「かしこいからがんばればできるよね」と繰り返し伝えます。ときには「塾の先生もすごくかしこいってほめてたよ」、と先生をも上手に使いながらモチベーションをアップさせてほしいと思います。

私がお母さんたちに行うパーソナルサポートでとても多い相談に、「そんなに塾が嫌ならやめたら?」とお母さんから子どもへ持ちかけたというケース。それに対して子どもは「やめたくない!」と泣いて言い張る。ここで問題なのはお母さんの本心です。

①心からやめてほしいと思っているのか
②単なる脅しで言ってるのか
③子どもが大変なら本当にやめてもいいと思っているのか

ちゃんと考える必要があります。子どもが「やめたくない」と言っているのも、❶本心からやめたくないのか、❷お母さんが本当は続けてほしいと思っているのを察してやめたくないと言っているのか、❸やめると言ったら、さらにそれ以上の怒りが待っているという恐怖から言っているのか、見極めていただきたいです。

一番多いのは、お母さんが脅しで言って、それを察してやめたくないと言っているパターンです。この場合はお母さんが子どもに寄りそって、どうして塾が嫌なのかを聞き、合わない場合は冷静に判断して転塾したほうが成功する可能性が高まるかもしれません。

ただ、転塾はかなりのリスクがあることをわかって慎重に考えてほしいとも思います。合わない塾に行ってしまって、受験をやめてしまった子どもも何人も知っています。言葉は慎重に、でも苦しそうなら察してあげ、冷静にしっかりと話しあうことが大切だと思います。
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塾通いを楽しく続けさせるために親がやるべきこととは、最初の1年、お母さんは応援団長になって、塾と子どもをつなぐサポートに徹するということ。具体的には、

1:子どもと一緒に塾の先生を敬(うやま)い信じる
2:塾で「わからない」が出てきたらお母さんが連絡する
3:塾とまめに連絡を取り合う
4:ほめてモチベーションアップ


でした。最初の1年は覚悟して親は子どもの伴走をするべきなのですね。書籍では、そのほか受験塾の選び方なども紹介しています。

『母親が変わればうまくいく 第一志望校に合格させた母親がやっている子育て39』(講談社)には、現在、医者・医学生の息子2人とずっと仲良しのまま受験を乗り越えたメソッドがぎっしりと書かれている。

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ふじたあつこ

藤田 敦子

ぺたほめ医専アカデミー代表

ぺたほめ医専アカデミー代表。日本心理学会認定心理士・日本心理学会正会員。同志社大学文学部心理学専攻卒業。 ほめて育てるをモットーとした「ぺたほめ®︎子育て術」で、息子2人を国立医学部現役合格に導いたシングルマザー。2018年より子育てアドバイザーとして、「ぺたほめ医専アカデミー」を設立。3歳~小学3年生の子どもの親を対象とした「ぺたほめ本気塾」を開講するほか、0~18歳の子どもの親を対象にしたパーソナルサポート、セミナーなどを開催し、日々活動を広げている。2019年「親もビックリ魔法の子育て術!「ぺたほめ」』(マガジンランド)を刊行。オフィシャルブログhttps://ameblo.jp/petahome/

ぺたほめ医専アカデミー代表。日本心理学会認定心理士・日本心理学会正会員。同志社大学文学部心理学専攻卒業。 ほめて育てるをモットーとした「ぺたほめ®︎子育て術」で、息子2人を国立医学部現役合格に導いたシングルマザー。2018年より子育てアドバイザーとして、「ぺたほめ医専アカデミー」を設立。3歳~小学3年生の子どもの親を対象とした「ぺたほめ本気塾」を開講するほか、0~18歳の子どもの親を対象にしたパーソナルサポート、セミナーなどを開催し、日々活動を広げている。2019年「親もビックリ魔法の子育て術!「ぺたほめ」』(マガジンランド)を刊行。オフィシャルブログhttps://ameblo.jp/petahome/