世界的な絵本の登竜門・アストラ国際絵本原作コンテスト「講談社賞」受賞者インタビュー

受賞者・フランス人作家兼図書館司書のジェニー・ギヨームさんの制作秘話

ジェニーさんは、フランスの静かで美しい街に暮らしています。
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日本での絵本化に寄せる思い

──日本でこの作品が絵本化されるにあたり、どんなことを希望しますか? 日本の読者にどんなところを楽しんでもらいたいですか?

ジェニーさん:この作品でいちばん大切にしているのは、「気持ち」です。じつはタコは少年が感じたことを表現しているんです。男の子の頭の上で、まるで水の中にいるように動く様子を絵で見てみたいです。目の色や体の色、しなやかな動き、いろいろな表現で、気持ちを表してくれると思います。

日本の読者の方には、少年とタコの友情を感じてもらえたらと思います。そして、さまざまなシーンで、くすっと笑ってもらえたら……。子どもたちが何度も読み返してくれる作品になればうれしいです。

次はどんな作品を?

──いま制作中の作品はありますか? また、次はどんな作品を描きたいと思っていますか? 

ジェニーさん:いまは、ヘビだらけのパラレルワールドを舞台にしたティーンエイジャー向けの小説を書いています。それから、幼年向けには、汚れた海を離れて都会で仕事を探す魚の物語を書きたいと思っています。亡命と他者を受け入れることについて、ユーモアたっぷりに書くつもりです。

また、この『あたまにのったタコ』の続編で、2人の冒険ストーリーも書きたいと思っています!

アストラ国際絵本原作コンテストを目指す方へのメッセージ

──ありがとうございました。最後に、アストラ国際絵本原作コンテストを目指す方へのメッセージをいただけますか?

ジェニーさん:世界中の絵本好きな読者や絵本に情熱を傾ける人たちに出会う絶好のチャンスです。がんばってください!

アストラ国際絵本原作コンテストの情報

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※情報は2023年のものです。第3回アストラ国際絵本原作コンテストの募集は2024年秋に始まる予定です。詳細は公式HPなどをご覧ください。

講談社絵本新人賞についての情報

講談社絵本新人賞の応募要項が公開されました。講談社絵本新人賞第45回は、2024年5月20日(月)から応募開始です。応募についてのくわしい情報は、こちら
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