まず、親たちのお金の意識を高めていこう

1.「家計簿」の効果はあなどれない キャッシュレス化はスタートの好機
今までつけたことがない方、つけても続かない方にはぜひチャレンジしてほしい。

ベタかもしれませんが、家計簿をつけることは金融教育にも資産運用にも有用です。お金の動きを意識するようになると、お金の感覚が着々と磨かれていきます。

コロナ禍でさまざまなお店のキャッシュレス化が加速し、日本でも徐々に浸透してきていますが、家計の収支を記録するという点でも好機なんです。現金でのやり取りだと自分で紙の家計簿に記入したり、アプリに入力したり……と面倒くさい。

家計簿アプリをスマホに入れてない方は、入れるところからスタートしましょう。そのうえで支払いをなるべくキャッシュレスにして連携すれば、お菓子やジュースなど少額の商品もすべて記録されていきます。

さらに、1ヵ月ごとに出費を振り返って俯瞰的に見ることで、ついお金を使いがちなものや、無駄な買い物がわかってくる。また反対に、あまり使っていない項目など、消費のクセが見えてくるんです。

2.投資信託のつみたて投資 100円からでも良いから始める
投資信託はいわゆる「幕の内弁当」のようなもの。ネット証券であれば毎月100円からの積み立てでも始めることができるうえ、運用を専門家に任せるため、知識やノウハウがなくても始められるので初心者にぴったりです。

証券口座はスマホでも開設できますし、一度設定すれば自動的につみたて投資が可能です。

そして、1つ購入するだけで分散投資までできてしまいますので、リスクも分散されます。

投資信託の運用スタイルは大きく分けて2つあるのですが、値動きのわかりやすいパッシブ運用のインデックス型という投資信託がお勧め。

当たり前ですが、100円程度の金額ではたいしたリターンは見込めません。投資に対する心理的なブロックを外し、投資への知識やノウハウを少しずつ、積んでいくための練習だと思ってください。焦ることはありません。

慣れてきて、収入も増えてきたところで毎月2~3万円ぐらいをつみたてNISAにあててみましょう。一般NISAというのもありますが、つみたてNISAのほうが20年も非課税で保有できるので(一般NISAは最長5年)ほったらかしにできます。

こうしてつみたて投資を始めると、社会のトレンド、企業や業界の動きにも敏感になってくるでしょう。人生100年時代を充実させるための投資マインドを学ぶことにもなりますので、ぜひ試してみてください。

次回は最終回。子どもと一緒に楽しみながら投資を学ぶ方法についてお話しします。

森永 康平(もりなが・こうへい)
株式会社マネネ代表取締役社長CEO。証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数金融機関にて外国株式事業やラップ運用事業を立ち上げる。業務範囲は海外に広がり、インドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国にて新規事業の立ち上げや法人設立を経験し、各法人のCEOおよび取締役を歴任。現在は法律事務所の顧問や、複数のベンチャー企業のCFOも兼任している。

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もりなが こうへい

森永 康平

Kohei Morinaga
経済アナリスト

株式会社マネネ代表取締役社長CEO。証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数金融機関にて外国...

ならおか あまね

奈良岡 周

編集者&ライター

編集者&ライター。出版社にて雑誌(女性ファッション誌、情報誌、週刊誌)、書籍(実用、人文、エンタメ、文芸、漫画など)の編集を経...

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