「おかあさんといっしょ」初代体操のお姉さん! 杏月お姉さんは新体操出身

2019年4月「おかあさんといっしょ」から初代体操のお姉さんを務める秋元杏月さんの人生の軌跡!

げんき編集部

新体操を始めたきっかけ

個人でのフープの演技
両親は私にいろいろな習い事をさせてくれました。ピアノに書道、英会話……。でも、全部長続きしませんでした。新体操はクラブに通っていた友だちに誘われたんです。小学校に入るちょっと前くらいのことです。新体操を続けられたのは、友だちに会うのが楽しかったからですね。

小学校高学年には、放課後は毎日教室へ行き、土日もみっちり練習をするようになっていました。最初はできなかったことが、練習を重ねてできるようになった瞬間はとても楽しかったですし、ひとつひとつの技が成功したときの達成感にやりがいを感じていたのかなと思います。

新体操クラブは第二の家族

新体操クラブの先生は、もうひとりの母と言ってもいい存在です。クラブは第二の家族ですね。先生の言葉で印象に残っているものがあります。

「お金のために新体操を教えているのではない。子どもたちに教えるのが好きで続けていたら仕事になった」という言葉です。子どもたちへの愛があふれている先生でとても尊敬しています。私も先生のように、仕事に取り組んでいきたいです。

奇跡的な全国大会1位!

中学時代にぐっと大人っぽい衣装で。団体で全国7位になったリボンの演技。
さて、肝心の新体操の実力は……個人競技は普段は平凡な成績でしたが、突然よくなることがあったんです。一番よかったのが、ジュニアのボールの種目で全国大会1位。先生も思わず「どうして?」と言うくらいびっくりしていました。1位はそれっきりだったので「奇跡」としか言いようがないです(笑)。

メンバー同士、時にはぶつかることもありましたが、できが悪ければみんなで落ち込んで、結果がよければみんなで喜んでと、いろんな気持ちを分かち合いました。まさに青春ですね。私は特に目立つ存在ではなかったけど、家族よりも長い時間をすごした、一言では表しきれない関係です。一生の宝物だと思います。
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