巨大な月 スーパームーン

「スーパームーン」とは、満月(または新月)と、地球のまわりを楕円(だえん)にまわっている月が、最大に見えることです。
スーパームーンという名前は、天文学界では使われていませんが、近年一つの天文現象として親しまれています。

今月14日のスーパームーンは、35万6500kmまで地球に大接近!
月と地球の平均距離はおよそ38万4400kmです。これは地球を約30個並べた距離とほぼ同じになります。
今回のスーパームーンは、その平均距離より2万7000kmあまり近くなります。
月と地球が接近するのは、昭和23年1月におよそ35万6490kmまで接近して以来、68年ぶりです。
今年もっとも地球から遠く、小さく見えた満月に比べて直径が14%、面積は30%ほど大きく見えます。

14日は残念ながら日本列島の多くでは雨や曇りでしたが、東北地方や沖縄周辺の一部の地域、また世界各地で観測されました。

国立天文台によると、今回よりも満月が近づくのは、18年後の平成46年(2034年)だということです。

また、毎年6月頃には、大気の影響によって赤っぽく見える「ストロベリームーン」と呼ばれる現象もあります。