「狩猟免許」取得からの、鹿の解体を初体験! 自分でさばくジビエの料理に舌鼓!

〈父と息子の山開拓奮闘記vol.5〉初めてづくしの山開拓から、野生鳥獣の解体にまで突入!

MOVE編集部のむぅちゃん

ところでお父さん、なんだかまた新しい体験をされたそうですね!

お父さん

そうなのです! この連載を見てくれた友人が『山を趣味としているなら、こんな体験もできるみたいだよ!』と情報を教えてくれて、なんと「鹿の解体」体験をしてきました。息子も妻もやる気満々でしたので即日申し込みしたのです(笑)

MOVE編集部のむぅちゃん

鹿の解体体験!?!? どんなことをしたのですか?

お父さん

11月に軽井沢鹿工房さんの『猟師の解体体験』に息子と妻と3人で参加してきました。

有害鳥獣として朝、くくり罠で捕獲駆除した鹿が1頭用意されており、講師の方からさばき方をレクチャーしてもらいました。

苦手な方もいるでしょうから、超ざっくり言うと、先ずは喉元より放血(血抜き)を行い、内臓を取り出して、洗い流したら剝皮をして解体しながら肉をさばいていく。そして、部位ごとに切り分けていくという、全工程を体験してきました。

地元の男子大学生も参加していたのですが、礼一郎は率先してそのお兄さんと協力してさばいていました。たっぷりあった内臓もほぼ一人で取り出していました。

※山での迅速な解体処理を目的としているため、食肉としての解体方法とは異なるようです。ご興味がある方は「軽井沢鹿工房(アニマルジビエ)」さんのInstagramをチェックしてみてください。

れいいちろうくんも積極的に解体に挑戦しました。
※画像は一部加工しています。
すべての画像を見る(全7枚)

MOVE編集部 むぅちゃん

新鮮なジビエはどのように堪能されたのですか?

お父さん

自家消費のみということでお肉を持ち帰って食べることができました。焼き肉屋さんで食べるお肉、スーパーに並んでいるパックのお肉も同様の過程を経ていること、食事に感謝すること、命をいただくありがたさを学ぶことも今回の体験の目的の一つでした。

味はズバリ激うま! でした。豚汁ならぬ鹿汁、鹿カツ、唐揚げ、シチューなどなど、たくさんのお肉を美味しくいただきました!(私と息子は食べる専門でしたので、妻の料理が素晴らしかったんです!! 仕込みが大変そうでしたけど……)みなさん気になっていると思いますが、臭みもありませんでした。むしろ、高たんぱく、低脂質、低カロリー、鉄分、ビタミン、ミネラル、DHAも豊富な良いことづくしのお肉のようですよ!

詳しくは、「軽井沢鹿工房」さんのHPをご覧ください。 

れいいちろう

この体験を通して、命の重さをすごく感じたよ。2~3時間前に生きていた鹿をさばくときは、ちゃんと手を合わせたよ。

僕はお父さんが書いたほとんどの解体工程を自分でやったんだ。お腹を切ったときは、内臓の匂いが臭かったけど、すっごく温かかったし、取り出すために持ち上げたときはすごく重かった。あと、プロが使う包丁を使わせてもらったけど切れ味が抜群だった! さばき終わったあとにみんなで食べた猪鍋も最高でした!

れいいちろう一家の山の活用方法、良い案があったらMOVEお問い合わせフォームより、ご意見お待ちしています。
次回は、お父さんの狩猟免許取得のその後と、続・ヒノキ風呂計画編。お楽しみに!
この記事の画像をもっと見る(7枚)
32 件