日本最大級のテントウムシ発見! 昆虫少年の中学生がハラグロオオテントウをゲット!

MOVEラボ研究員 助手しんご「ボクの、観察・研究日記」vol.1

ハラグロオオテントウはもともと南方系のテントウムシですが、温暖化の影響で北上してきています。10年近く前は関東ではとても珍しい種類でしたが今は普通に採れてしまいます。

僕も今年はハラグロオオテントウを狙ってフィールドワークに行ってはいないのですが、複数のハラグロオオテントウを見ることができました。いままでに採れなかった美麗種が採れるようになるのはうれしいですが、こうした気候変動に伴う環境の変化についても考えていかなければならないと考えています。
ボクの採集&観察アイテム

・ウルトラフレーム 極 Ver.Ⅱ60口径
軽くしならない。何よりとても丈夫で壊れる気がしない。

・志賀昆虫製メッシュ網 60口径
濡れてもある程度乾きやすく、また目が粗いので振りやすい。鱗翅を捕まえてもあまり擦れないのでしっかり鱗粉が残る。
ウルトラフレーム 極 Ver.Ⅱ60口径。100均などの網サイズと比べてみると……!
すべての画像を見る(全9枚)
志賀昆虫製メッシュ網。100均などの網サイズと比べてみると……!
志賀昆虫製メッシュ網

ハラグロオオテントウを観察してみよう!

採取日:4月29日 東京都某所 快晴 気温21℃

ハラグロオオテントウは前述のとおり桑の木につくクワキジラミを食べるので桑の木に来ます。だから桑の近くで待てば飛んできます。飛んでいるときにも茶色の羽と大きい図体が見えるのでわかりやすいです。桑の前で10分ほど待った時に飛んできたものをネットイン。

やはり最近は個体数が増えてきているので採りやすくなっています。

テントウムシのなかまが掲載されているよ!

この記事の画像をもっと見る(9枚)

前へ

2/2

次へ

24 件