日本の動物園ランキング1位に輝いた【高知県立のいち動物公園】に行ってきました!

〈人気連載〉ドリトル柴田の「動物園に行ってみた!」vol.6

科学ジャーナリスト:柴田 佳秀

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これまでの記事はこちらから▼(日立市かみね動物園/のんほいパーク/安佐動物公園/福山市立動物園/市川市動植物園)
「ここでしか見られない!」
この言葉を聞くと、なんだか無性に見に行きたくなりませんか?
動物園の魅力のひとつは、まさにここだけ”の動物に会えることです。
動物 新訂二版

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講談社(編) 山極寿一(監) 本郷峻(監・写真・その他)

発売日:2024/06/21

価格:価格:本体2400円(税別)

ランキング1位の動物園へ

こんにちは。科学ジャーナリストのドリトル柴田です。私は、日本各地の動物園を巡る旅を続けています。

日本には多くの動物園や水族館があり、公益社団法人日本動物公園水族館協会(JAZA)に加盟している園だけでも140施設あります。その中で「旅好きが選ぶ!日本人に人気の動物園・水族館ランキング」で、2度も堂々の1位に輝いたのが、今回ご紹介する「高知県立のいち動物公園」。

ゾウやライオンといった大型動物がいないにもかかわらず、日本一に選ばれた理由とは何なのか、その真相を確かめるべく、実際に現地へ足を運ぶことを決意。羽田発の早朝便の飛行機に乗り込み、いざ高知へと向かいました。
入口ゲート前は遠足の子どもたちでおおにぎわいでした。

やなせたかし先生のキャラクター

高知龍馬空港からタクシーで約10分。今回も、動物園の鉄則どおり開園時間の9時30分に到着することができました。入口ゲートをくぐり、さっそく園内へ入ります。

出迎えてくれたのは、動物公園のオリジナルキャラクターの「カワウソのウズマキマキコちゃん」と「ベスト・ドレッサーパンダ ダンディダンちゃん」。のいち動物公園は、漫画家・やなせたかし先生の故郷にあり、これらのキャラクターも先生が考案されたものだそうです。
カワウソのウズマキマキコちゃん(左)と、ベスト・ドレッサーパンダ ダンディダンちゃん(右)。

動物の大きな鳴き声が

のいち動物公園の展示は、「温帯の森」や「熱帯の森」などの5つのゾーンに分かれています。さっそく順序どおりに「温帯の森」に向かおうと思ったそのとき、大きな鳴き声が聞こえてきました。

「ホーワ、ホー、ファファファ……」

シロテテナガザルのテリトリーソングじゃありませんか。
鳴く姿が見られるチャンスは朝だけ。予定を変更し、急ぎ足でシロテテナガザルがいる「熱帯の森」へ向かうことにします。
シロテテナガザルの展示場。高さ10mのタワーが森の立体構造を再現しています。
鳴き声に呼ばれるように到着すると、リングにぶらさがって鳴いている「ニタ」くんがいました。
テリトリーソングを歌うオスのニタ。大きな声は大迫力です!
シロテテナガザルのオスは、縄張りを主張するなどの目的で、テリトリーソングと呼ばれる大きな声で鳴きます。朝はその行動がよく観察できる時間。開園直後に入園したので興味深い行動をばっちり見ることができました。

豪快なブラキエーションは必見!

樹上生活をするこのサルは、枝から枝へブラキエーション(腕渡り)と呼ばれる行動でダイナミックに移動します。この展示では、それが見られるようにタワーにリングやロープを設置。軽やかで見事なブラキエーションはずっと見ていても飽きません。
飛び移る瞬間は両手を離します。まさに離れ業です。
超レアなカワウソが見られる!

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