
動物が「見えない」からおもしろい!? 幻のキツネ・カズオを追ってわかった【よこはま動物園ズーラシア】の魅力!
〈人気連載〉ドリトル柴田の「動物園に行ってみた!」vol.7【第2回】 (2/2) 1ページ目に戻る
2026.10.08
科学ジャーナリスト:柴田 佳秀
1ヵ月後、カズオにリベンジ!
しかし、日が経つにつれ、やっぱり耳だけでは満足できない自分がここにいました。そこで1ヵ月後に再び、ズーラシアの門をくぐり、カズオに会いに行くことにしました。
動物園の方からの情報だと、いちばん出会える可能性が高いのは閉園時間間際の16時半だとのこと。しかし、突然あらわれることもあると常連さんからお聞きしているので、この日も開園から閉園まで粘ることにしました。
しかし、やっぱりカズオは姿を見せてくれません。またまた、ここは本当に動物園なのかという疑問が頭をよぎります。
動物園の方からの情報だと、いちばん出会える可能性が高いのは閉園時間間際の16時半だとのこと。しかし、突然あらわれることもあると常連さんからお聞きしているので、この日も開園から閉園まで粘ることにしました。
しかし、やっぱりカズオは姿を見せてくれません。またまた、ここは本当に動物園なのかという疑問が頭をよぎります。
途中、村田園長も心配して、一緒にカズオが出てくるのを待ってくれました。

ついにそのときが!
いよいよ閉園時間の16時半が迫ってきました。これが最後で最大のチャンスです。
すると常連さんが、先日、耳が見えた展示場の右奥にちらっと動く姿を発見。その数分後、ついにその草むらからカズオが私たちの目の前に飛び出してきました! そして、目の前を通過しバックヤードへと帰っていったのです。
その間、わずか数秒。それでもついにカズオの全身を拝むことができ、嬉しさがこみ上げてきました。それがそのときの写真です。
すると常連さんが、先日、耳が見えた展示場の右奥にちらっと動く姿を発見。その数分後、ついにその草むらからカズオが私たちの目の前に飛び出してきました! そして、目の前を通過しバックヤードへと帰っていったのです。
その間、わずか数秒。それでもついにカズオの全身を拝むことができ、嬉しさがこみ上げてきました。それがそのときの写真です。
ついにとらえた幻のキツネのカズオ! ほんの数秒の出会いでした。
そして私は年パスを買った
じつはズーラシアには、カズオのほかにも「なかなか会えない」といわれる動物がいます。それがこのウンピョウ。日本で見られるのはズーラシアだけの動物です。カズオよりは出会える確率が高いそうですが、私も姿を見ることができたのは取材2日目でした。
カズオと同じくなかなか見られないウンピョウ。
動物園に行けば、動物はいつでも見られるもの。私もどこかでそう思っていました。でもズーラシアでは、動物が隠れたいときには隠れることができ、私たちはその姿を探し、出てくるのを待ちます。だからこそ、ようやく出会えたときの喜びも大きい。カズオを見るために何度も通う人たちの気持ちが、今ならよくわかります。なにしろ私自身、とうとう年間パスポートまで買ってしまったのですから。
「見えない」という一見すると欠点に思えることが、「また来て、今度こそ見たい」という楽しみに変わる。これも、これからの動物園のひとつの姿なのかもしれません。
「見えない」という一見すると欠点に思えることが、「また来て、今度こそ見たい」という楽しみに変わる。これも、これからの動物園のひとつの姿なのかもしれません。
番外:今回の「動物園めし」
ズーラシア ライオン弁当
取材日:2026年5月8日、5月9日、7月17日
写真・文/柴田佳秀
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柴田 佳秀
元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。
元ディレクターでNHK生きもの地球紀行などを制作。科学体験教室を幼稚園で実施中。著作にカラスの常識、講談社の図鑑MOVEシリーズの執筆など。BIRDER編集委員。都市鳥研究会幹事。科学技術ジャーナリスト会議会員。暦生活で連載中。MOVE「鳥」「危険生物 新訂版」「生きもののふしぎ 新訂版」等の執筆者。