「読書感想文ってどうやって書くの?」「どんな本を選べばいいの?」
読書感想文の悩みは、3つの「わからない」が原因です。
①どんな本を選んだらいいかわからない
②何を書けばいいのかわからない
③自分の気持ちをどう言葉にしていいかわからない
このサイトでは、「読書感想文」の「わからない」を解決してくれる識者や教育者の記事を集めました!
本選びから感想文の書き方、さらに大人のサポート方法を紹介します。
ステップ1:読みたいと思った本を選ぼう!
本嫌いには最大の難関「本選び」。だからこそ、子ども自身に読みたい本を選ばせてあげるのが大切です。
ステップ2:心が動いたシーンに「ふせん」をはってメモをする
おもしろかった、すごいと思った、なんでだろうと気になった、悲しくなった、怒りたくなったなど、感じたことを素直にそのままメモに書いて、本にはっていきましょう。
ステップ3:ここで親の出番! 「感想インタビュー」で気持ちを言葉にかえていこう
ふせんのメモを元に、「どうしてそう思ったのかな?」と子どもに問いかけてみましょう。頭の中だけにあったことを実際に口に出して話すうちに、考えがまとまったり、新たなことに気づいたりします。話したことは、メモに書いてまとめておきましょう。
親子で話し合うのが難しい場合は、AIにサポートしてもらうのもアリです。
ステップ4:原稿用紙に書く
「感想インタビュー」のメモを読み直して感想をまとめたら、後は原稿用紙に書いていきましょう。

葉澄は、発達障害のある双子の姉・菜々実の通院や学校送迎を日常的に手伝っている。友達と遊びたい日も、お母さんと一緒にいたいときも、菜々実の都合が最優先。何かを諦めるたび、胸の奥にモヤモヤがたまっていく。
そんな中、障害がある子のきょうだいが集まる「きょうだい会」の存在を知り、参加することになった葉澄は、同学年の恵太と出会う。恵太にも障害のある弟がおり、彼の明るい言動の裏にも複雑な感情がにじんでいた。
葉澄は、恵太や「きょうだい会」での交流を通じて、自分の未来について考え始める。障害のあるきょうだいのために生きるのが「みんなにとって」幸せなのだろうか、それとも──?
葉澄の小6から中学校卒業までのゆれる心を描く感動作!
読書感想文の本は、基本的に「読みたいと思った本」を選ぶのが一番です。
でも、普段から読書をしていない子どもは「どんな本を選んだらいいかわからない」と悩んでしまいますよね。累計発行部数240万部突破の「おばけずかん」シリーズでおなじみの作家・斉藤洋さんが、「最後まで読める本」を探すコツを教えてくれます!

どうしても読みたい本が見つからないときは、「青少年読書感想文全国コンクール」が毎年発表している「課題図書」を見てみましょう。
年齢に見合ったテーマや物語のおもしろさなど、専門家が太鼓判を押した本が選ばれているので、子どもにも安心して手渡すことができるのが大きなメリットです。
これまでの「青少年読書感想文全国コンクール」で選定された課題図書から、近年に刊行された手にとりやすい本をピックアップしました。
課題図書として選定された作品は、世の中にあるたくさんの本の中から、専門家によって「多くの感動を得られる」「新たな知識を得られる」作品として選ばれたもの。
読書感想文を書くためにピッタリの作品がそろっています。
読書感想文にピッタリの本をおすすめした記事はこちら!
小学校教諭や塾講師など教育のプロが、作文が苦手という悩みを解決する「読書感想文の書き方」を教えます!
文章力養成講座「カキマクル」で、小学生から大人までさまざまな年代の生徒を指導しているベテラン講師・松嶋有香さんが、語彙力アップ、文章力アップ、さらに親子関係のコミュニケーション不全を改善する「親子インタビュー式読書感想文」の取り組み方を解説します。

松嶋 有香
文章力養成コーチ、教育コンサルタント
海外にも教室がある大手塾の講師を経た後、教育支援業と執筆業を開業。文章指導歴は35年というベテラン講師。またライターとして、自身の教室の他、いろいろなプロジェクトで「書くこと」を担当している。
児童文学作家・斉藤洋さんが、「ちゃんと書く」をやめて、「楽しく書く」考え方を伝授!

斉藤洋
作家
東京都生まれ。幼年童話に「ペンギン」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、児童文学に「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズなど多数。

Q. 子どもが「何を書けばいいかわからない」と手が止まっています……。
A. 最初から原稿用紙に向かわせるのではなく、「ふせんとメモ」から始めましょう。心が動いたページにふせんを貼り、そこに理由をメモします。その後、そのメモをもとに親がインタビューをしてあげることで、書く材料(子どもの本音)が自然と集まります。
Q. 親が子どもの感想文を手伝うとき、つい口出しをして喧嘩になってしまいます。
A. 親子で取り組む際は、「仕事」ではなく「親子のおしゃべり時間」と考えてリラックスしましょう。一番大切なルールは【子どもの意見を絶対に否定しないこと】です。「子どもは自分の最推し」という気持ちで、子どもの言葉に全力で共感してあげてください。
Q. 原稿用紙を埋めるのが大変で、あらすじばかりになってしまいます。
A. インタビューで引き出した子どもの気持ちやエピソードを広げて(ふくらませて)みましょう。材料がたくさん集まったら、今度はあえて「書かないこと」を決めて削ぎ落とします。話題を3つ程度に絞り、順番を組み立ててから書くことで、あらすじに頼らない感想文になります。
Q.生成AI(以下AI)を使って、読書感想文を書いてもいいですか?
A.AIを使う場合は、「代筆者」ではなく「サポーター」として使いましょう。読書感想文は、上手な文章を作るためだけの課題ではなく、本を通して「自分はどう感じたのか」「自分はどうありたいのか」を見つめる学びです。AIを子どもの代わりに感想文を書く存在にするのではなく、子ども自身が考えるために、問いかけたり、整理したり、確認したりする相手として使うのがおすすめです。

安井政樹
札幌国際大学准教授、文部科学省学校DX戦略アドバイザー、デジタル庁デジタル推進委員
道徳教育とAI教育を専門とし、全国の学校現場を支援している。AIリテラシーの第一人者として、教育現場・保護者・子どもたちに向けて、生成AI時代の学びのあり方を発信している。
「書く」プロによる「作文術」の解説記事や、実際に小学生が書いた読書感想文の見本を紹介した記事です。
