あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月21日」(1974年)。
ヘビー級チャンピオンのボクサーであるマイティ松本が、MACに手を貸したことでケットル星人に殺されてしまう。ゲンは松本の甥である一郎に、ケットル星人打倒を誓う。
ボクサーの青年がケットル星人に命を奪われる
その子どもは松本一郎という少年で、ボクシングヘビー級チャンピオンの選手であるマイティ松本の甥だった。両親がアメリカで働いているため、おじの家に下宿している一郎は、頑張り屋が好きなおじに、自分の誕生日までに懸垂を30回成功させたことを報告しようと頑張っていたところだったのだ。
そんな中、最近街で発生していた連続殺人事件の犯人であるケットル星人が、人間大のサイズで出現していた。MACはケットル星人に挑むが、高い身体能力を持つケットル星人には敵わない。ゲンは逃げるケットル星人を追うと、正面からひとりの男性が走ってきた。その男性は、マイティ松本だった。ゲンは咄嗟に「そいつを捕まえてくれ!」と叫ぶと、松本はケットル星人にパンチを繰り出して戦おうとする。しかし、ケットル星人に首を捕まれ、投げ飛ばされてしまった。ケットル星人は逃亡。松本は病院に運ばれるが、命を落としてしまった。
悲しむ一郎に、ゲンは自分が松本の仇をとると言葉をかけるが、一郎は強いおじさんを倒したケットル星人に敵う人はいないと涙を流す。