6月21日 ウルトラマンレオ レオがヌンチャクにしたものは!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月21日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月21日」(1974年)。
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ケットル星人の攻撃をレオヌンチャクで受け止めるウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人! 得意の格闘技で宇宙の平和を守る。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でもファンの間で語り草になっている。

ヘビー級チャンピオンのボクサーであるマイティ松本が、MACに手を貸したことでケットル星人に殺されてしまう。ゲンは松本の甥である一郎に、ケットル星人打倒を誓う。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ボクサーの青年がケットル星人に命を奪われる

1974年6月21日は『ウルトラマンレオ』第11話「泥まみれ男ひとり」が放送された日です。城南スポーツクラブでは、子どもたちが懸垂を行っていた。しかし、どの子も体を上げることができず、手を離してしまう。そんな中、ひとりだけ何度も懸垂ができている子がいた。スポーツクラブの責任者の大村が声をかけるが、その子は気が散ってしまい、手を離してしまう。

その子どもは松本一郎という少年で、ボクシングヘビー級チャンピオンの選手であるマイティ松本の甥だった。両親がアメリカで働いているため、おじの家に下宿している一郎は、頑張り屋が好きなおじに、自分の誕生日までに懸垂を30回成功させたことを報告しようと頑張っていたところだったのだ。

そんな中、最近街で発生していた連続殺人事件の犯人であるケットル星人が、人間大のサイズで出現していた。MACはケットル星人に挑むが、高い身体能力を持つケットル星人には敵わない。ゲンは逃げるケットル星人を追うと、正面からひとりの男性が走ってきた。その男性は、マイティ松本だった。ゲンは咄嗟に「そいつを捕まえてくれ!」と叫ぶと、松本はケットル星人にパンチを繰り出して戦おうとする。しかし、ケットル星人に首を捕まれ、投げ飛ばされてしまった。ケットル星人は逃亡。松本は病院に運ばれるが、命を落としてしまった。

悲しむ一郎に、ゲンは自分が松本の仇をとると言葉をかけるが、一郎は強いおじさんを倒したケットル星人に敵う人はいないと涙を流す。
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