9月8日 ウルトラセブン最後の日! ダンがアンヌに正体を明かす

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 9月8日(1968年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月8日」(1968年)。
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改造パンドンと戦うウルトラセブン  ©円谷プロ
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。

地球での激しい戦いによって、ダンの体は傷ついていた。セブンの上司にあたるM78星雲人から、これ以上戦ってエネルギーを消耗すれば、命を落とすと警告を受けたダン。そんななか、地球侵略を目論むゴース星人が出現。アマギ隊員が連れ去られてしまう。ダンは、ゴース星人の差し向けた双頭怪獣 パンドンを辛くも撃退するが、ダンの体はいよいよ限界を迎えようとしていた。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ダンが基地から姿を消す

1968年9月8日は『ウルトラセブン』第49話「史上最大の侵略(後編)」が放送された日です。なんとかパンドンを撃退したウルトラセブン。しかし、ダンは消耗し意識を失ってしまった。さらに、アマギも未だゴース星人に捕まっている状況だ。

ウルトラ警備隊の医務室に運ばれたダンだったが、アンヌたちの「レントゲンを撮る」という言葉を聞いて、姿を消す。レントゲンを見られれば、ダンが宇宙人であることが発覚してしまうのだ。一方、ソガ隊員とフルハシ隊員は、セブンが倒したパンドンの残骸が無くなっていることに気づく。その後、ふたりはゴース星人の宇宙船を発見し攻撃するが、熊ヶ岳付近で宇宙船を見失ってしまった。

ゴース星人は、アマギの体を使い、人類に降伏を要求してきた。そして、降伏を受け入れない場合、地底ミサイルで世界の主要都市を破壊すると宣言する。

ダンはウルトラ警備隊専用車両のポインターで抜け出していたが、運転もままならず、路肩に車を停めていた。そこに、ある姉弟が通りかかり、ダンを自宅に連れて行く。しかし、母親と姉の「医者を呼ぶ」という会話を聞き、家を出ようとする。ウルトラ警備隊に憧れる少年に、「注射が嫌いなんだよ」と言い、その場を去ろうとするダン。すると、少年はダンを秘密の作戦本部に案内した。
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